南伊佐郡

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鹿児島県南伊佐郡の位置

南伊佐郡(みなみいさぐん)は、鹿児島県にあった

郡域[編集]

1887年明治20年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

歴史[編集]

21.山崎村 22.宮之城村 23.鶴田村 24.大村 25.佐志村 26.永野村 27.黒木村 28.藺牟田村(紫:薩摩川内市 桃:薩摩郡さつま町 1 - 8は薩摩郡 11・12は高城郡 31・32は甑島郡)

郡発足までの沿革[編集]

  • 明治初年時点では全域が薩摩鹿児島藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている、伊佐郡のうち後の本郡域の明治初年時点での村は以下の通り[1]。(23村)
    • 太良郷(一部) - 永野村(現・さつま町)
    • 山崎郷(一部) - 山崎村、久富木村(現・さつま町)
    • 藺牟田郷 - 藺牟田村(現・薩摩川内市)
    • 大村郷 - 南方村、北方村(現・さつま町)、上手村、下手村(現・薩摩川内市)
    • 宮之城郷 - 屋地村、船木村、平川村、湯田村、柊野村、虎居村、時吉村、求名村(現・さつま町)
    • 佐志郷 - 広瀬村、田原村(現・さつま町)
    • 黒木郷 - 黒木村(現・薩摩川内市)
    • 鶴田郷 - 鶴田村、神子村、柏原村、紫尾村(現・さつま町)
  • 明治4年7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により鹿児島県の管轄となる。
  • 明治12年(1879年2月17日 - 郡区町村編制法の鹿児島県での施行により、行政区画としての伊佐郡が発足。「宮之城郡役所」が管轄。
  • 明治14年(1881年7月28日 - 「隈之城郡役所」の管轄となる。

郡発足以降の沿革[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 郷については「角川日本地名大辞典」による。
  2. ^ 鹿兒島縣下分郡ノ件(明治20年勅令第7号、 原文
  3. ^ 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置(明治29年法律第55号、 原文

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 46 鹿児島県、角川書店、1983年3月1日。ISBN 404001460X 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目[編集]

先代
伊佐郡
行政区の変遷
1887年 - 1897年
次代
薩摩郡