半田あかり

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半田 あかり(はんだ あかり、本名・半田亜香里(読み同じ)[1]1984年9月21日 - )は、元松竹芸能所属(2022年11月1日退社)の芸人タレント[2]

来歴[編集]

芸人になる前はモデル事務所に所属して、イベントモデルやグラビアアイドルをしていた。DVDも発売している[3]。ミスカジキマグロの受賞経験あり。 

芸人としては、大阪ローカルを中心に、テレビ・ラジオ・舞台などで活動。NHK「あほやねん!すきやねん!」では、リポーターとして、司会の銀シャリほかと共演。

2018年4月からは、eo光チャンネルの情報バラエティ番組「ゲツ→キン」の金曜日レギュラー[4]

かのやオフィシャルリポーター[編集]

2016年4月から、鹿児島県鹿屋市の「かのやオフィシャルリポーター」に就任。鹿屋市役所からの「経験を生かして鹿屋の魅力を発掘・発信してほしい」との要望に応え、大阪でのテレビ・ラジオの仕事を辞めて鹿屋に移住し、鹿屋市役所に嘱託職員として勤務。収入は大阪時代の1/3になったと言われている。[5]松竹芸能にも引き続き所属し、「二刀流芸人」して活動[2]

鹿屋では、市役所の事務仕事や市役所主催イベントの企画・司会などをこなしながら、自らの企画・取材・出演・製作により、鹿屋や大隅地域の魅力をまとめたビデオを作り、テレビ局に持ち込む方法(本人はこれを「完パケ方式」と呼んでいる)により、鹿児島のテレビ局・ラジオ局で鹿屋のPR枠を無料で獲得。MBC「かご4」「ゆうぐれエキスプレス」、KKB「かごとき」などに準レギュラーとして出演。

こうした取組が全国的に注目を浴び、2017年4月にはTBS「News23」で特集される[6][7][1]

2017年10月には、経済誌「Forbes Japan」でも特集[8]

カンパチ解体ショー[編集]

カンパチを解体しながらトークできる、世界でただ一人のかんぱち芸人。

鹿屋の特産品であるカンパチをPRするため、市役所職員に黙って毎朝4時から約4時間、鮮魚店で解体技術を学んだ。16年秋に解体ショーを実演し、職員たちの度肝を抜いた。その後は解体ショーを「ネタ」に、オリジナルのカンパチダンスも加えて全国行脚している[9]

かのやのゆるキャラ、かのやカンパチロウとコンビで活動することが多いため、「かんぱち婦人」とも呼ばれている[10]。解体ショーを取材したスポニチの記者に対して、女子力も高いことを強力にアピールした[11]

全国での講演活動[編集]

かのやオフィシャルリポーターの活動が注目され、町おこしに取り組む全国の自治体などで講演を行っている。

宇都宮大学での「一次産業を生かした楽しい地域活性化」の講演は、地元の下野新聞で「元グラドル、町おこしを語る」など数回にわたって取り上げられた[12]。とちぎテレビにも出演[13]

各地の市役所の職員研修で、松竹芸人が市役所で働いた体験談を講演することも[14][15]

脚注[編集]

  1. ^ 半田あかり”. 松竹芸能. 2018年3月25日閲覧。
  2. ^ a b 二刀流芸人、半田あかり”. 2018年1月26日閲覧。
  3. ^ New Talent 半田あかり
  4. ^ 情報・ニュースとりどり「ゲツ→キン」”. eonet.jp. 2018年11月4日閲覧。
  5. ^ Hero of Local Government”. 2017年2月6日閲覧。
  6. ^ News23 動画”. 2017年4月19日閲覧。
  7. ^ News23公式FB”. 2017年4月19日閲覧。
  8. ^ 役所で働くお笑い芸人、半田あかりに見る「官民の越境」”. 2018年4月30日閲覧。
  9. ^ “グラビアアイドルから転身した「移住芸人」奔走 特技は解体ショー 鹿児島県鹿屋市で協力隊員に” (日本語). 西日本新聞Web. https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/398177/ 2018年4月30日閲覧。 
  10. ^ かんぱち婦人v.s.ロースクイーン”. 2018年4月30日閲覧。
  11. ^ 株式会社スポーツニッポン新聞社マルチメディア事業本部「半田あかり カンパチ解体ショー実演 お笑いと“二刀流”、目下恋人募集中 - スポニチ Sponichi Annex 芸能」『スポニチ Sponichi Annex』。2018年11月4日閲覧。
  12. ^ 元グラドル、地域おこし語る 20日に宇大で講演」『下野新聞「SOON」』。2018年4月30日閲覧。
  13. ^ イブニング6Plus”. www.facebook.com. 2018年4月30日閲覧。
  14. ^ 小山市役所FB”. 2018年4月30日閲覧。
  15. ^ 生駒市役所「オンリーワン研修」”. 2018年4月30日閲覧。