刈谷紙器

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刈谷紙器株式会社
本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
448-0005
愛知県刈谷市今川町上池84
北緯35度1分39.9秒 東経137度0分55.2秒 / 北緯35.027750度 東経137.015333度 / 35.027750; 137.015333座標: 北緯35度1分39.9秒 東経137度0分55.2秒 / 北緯35.027750度 東経137.015333度 / 35.027750; 137.015333
設立 1959年5月14日
業種 パルプ・紙
法人番号 4180301013877 ウィキデータを編集
事業内容 包装パッケージ製品の開発、段ボールシート及び段ボールケースの製造ほか
代表者 神谷強(代表取締役社長)
資本金 3200万円
従業員数 211名(2017年)
主要子会社 刈北運輸株式会社
刈北産業株式会社
グリーン包装株式会社
関係する人物 神谷金治(創業者)
神谷光義(代表取締役会長)
外部リンク http://www.k-shiki.co.jp/
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刈谷紙器株式会社(かりやしき)は、愛知県刈谷市今川町に本社をおく紙器(紙製容器)メーカー。

段ボール製造を中心として、付帯する包装材の供給やサービスの提供を行っている[1]。自動車関連企業を主に農業関連・食品メーカーなども含めて、地元企業約300社に製品を供給している[1]。社訓は「和」「品質」「創造」[1]

歴史[編集]

1959年(昭和34年)5月14日、神谷金治と神谷光義によって愛知県刈谷市に設立された。1960年(昭和35年)に株式会社化を行った[2]。1970年(昭和45年)10月には岡崎市に岡崎工場を開設し、1972年(昭和47年)8月には刈谷第二工場を開設し、1981年(昭和56年)5月には碧南市に碧南工場を開設した[2]。1989年(平成元年)に死去した会長の神谷金治は刈谷市議会議員も務めている[3]

2001年(平成13年)には環境管理システムISO 14001の認証を取得している。創業50周年の2009年(平成21年)にはリーマン・ショックによって世界的な金融危機が起こったが、リストラは行わずに企業体質強化に取り組んだ[1]。2013年(平成25年)には高浜市に高浜物流センターを開設し、自動車部品メーカーから部品の梱包業務を受託して業務の幅を拡大させた[1]。物流センターでは段ボール製造と梱包作業を同一施設で行うことで、在庫を最小化させて生産性を向上させている[4][5]

2014年(平成26年)5月には創業55周年を迎えた[1]。2017年(平成29年)には地域貢献活動の一環として、碧南市棚尾公民館の依頼によってペルー発祥の打楽器であるカホンを段ボールで製作した[6]。2017年6月には西尾市に西尾工場を設立した[2]。2018年(平成30年)11月27日には、刈谷市・安城市知立市の3市に対して、災害時に段ボール製簡易トイレ・簡易ベッド・間仕切りなどを提供する協定を結んだ。[7]

主要製品[編集]

  • 包装パッケージ製品の開発
  • 段ボールシートの製造
  • 段ボールケースの製造
  • ダンプラ
  • 成形トレー

主な取引先[編集]

本社・工場[編集]

刈谷工場
  • 本社:愛知県刈谷市今川町上池84[9]
  • 岡崎工場:愛知県岡崎市福桶町高畑147[9]
  • 碧南工場:愛知県碧南市明石町7-14[9]
  • 刈谷工場:愛知県刈谷市今川町土取17[9]
  • 西尾工場:愛知県西尾市西浅井町下川原35[9]
  • 高浜物流センター:愛知県高浜市新田町5丁目2番地[9]
  • 西尾物流センター:愛知県西尾市西浅井町下川原35[9]
  • 田原営業所:愛知県田原市神戸町西中島108番地4[9]

受賞[編集]

  • 日本包装技術協会 日本パッケージングコンテスト[2]
1995年(平成7年)9月 ジャパンスター賞受賞
2015年(平成27年)6月 ロジスティクス賞受賞
2016年(平成28年)6月 工業包装部門賞受賞
2017年(平成29年)7月 工業包装部門賞受賞
2018年(平成30年)7月 大型・重量物包装部門賞受賞
2019年(令和元年)6月 テクニカル包装賞受賞
2020年(令和2年)8月 工業包装部門賞受賞
2021年(令和3年)8月 包装アイデア賞受賞
2022年(令和4年)8月 テクニカル包装賞受賞

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 「先見明言 刈谷紙器社長 神谷修氏」『中部経済新聞』2014年5月9日
  2. ^ a b c d 会社沿革 刈谷紙器
  3. ^ 「神谷金治氏死去」『中日新聞』1989年11月18日
  4. ^ JILS中部支部、刈谷紙器高浜物流センターを訪問 Logistics Today、2014年3月10日
  5. ^ 段ボール製造と梱包工程の同期化による高付加価値の創出 日本ロジスティクスシステム協会
  6. ^ 「安価で畳める段ボール『カホン』 碧南の教室依頼 刈谷紙器 初の楽器製作」『中日新聞』2017年1月27日
  7. ^ 「段ボール製品 災害時に提供 刈谷紙器、3市と協定」『中日新聞』2018年11月30日
  8. ^ a b c d e f g 会社情報 刈谷紙器
  9. ^ a b c d e f g h 拠点アクセス 刈谷紙器

外部リンク[編集]