出口勇蔵

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出口 勇蔵(でぐち ゆうぞう、1909年1月23日 - 2003年4月2日)は、日本経済学者経済学博士京都大学)。京都大学名誉教授

略歴[編集]

京都市出身。1933年京都帝国大学経済学部卒。1938年京都大学経済学部助手、講師、助教授、1948年京都大学教授。1952年「経済学と歴史意識」で、経済学博士京都大学)の学位を取得。1968年経済学史学会代表幹事。1972年定年退官、名誉教授、京都薬科大学教授、1984年名城大学教授。経済哲学・経済思想史を専攻した。[1][2]

著書[編集]

  • 『経済学と歴史意識』弘文堂 1943
  • 孫文の経済思想』高桐書院 1946
  • 『経済学方法論の反省』有斐閣 大学講座叢書 1950
  • 『経済とヒュウマニズム』有斐閣 大学講座叢書 1950
  • マックス・ウェーバー批判』有斐閣 大学講座叢書 1950
  • 『ウェーバーの経済学方法論』ミネルヴァ書房 社会科学選書 1964
  • 『経済学と歴史意識』ミネルヴァ書房 社会科学選書 1968
  • 『現代の経済学史』ミネルヴァ書房 社会科学選書 1968
  • 『京都わが心の町』風媒社 1990

共著編[編集]

  • 『ヒューマニズムと諸文化』下村寅太郎片山正直恒藤恭長田新共著 みすず書房 1947 ヒューマニズム論
  • 『経済学史』編 ミネルヴァ書房 1953
  • 『経済学説全集 第6巻 歴史学派の批判的展開』編 河出書房 1956
  • 『経済学と弁証法 ルカーチヘーゲル研究』編 ミネルヴァ書房 社会科学選書 1956
  • 『近世ヒューマニズムの経済思想 イギリス絶対主義の一政策体系』監修 有斐閣 京都大学総合経済研究所研究叢書 1957
  • 『経済学原典テキスト』大塚久雄,内田義彦共編 學生社 1960
  • 『経済学全集 第2 社会思想史』編 筑摩書房 1967
  • 『経済学史入門』編 有斐閣双書 1969
  • 『世界の思想家 ウェーバー』編 平凡社 1977

翻訳[編集]

記念論集[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日本人名大辞典
  2. ^ 20世紀日本人名大事典
先代
堀経夫
経済学史学会代表幹事
1968年 - 1972年
次代
小林昇