凍える鏡

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凍える鏡
監督 大嶋拓
脚本 大嶋拓
製作 露木栄司
内山亮
出演者 田中圭
冨樫真
渡辺美佐子
増沢望
川口節子
菊池隆則
下條アトム
音楽 伊藤ひさ子
撮影 宮野宏樹
編集 大嶋拓
配給 「凍える鏡」製作事務所(TAC/ワコー/エクラアニマル/シネマポルト/AZ)
公開 日本の旗 2008年1月26日
上映時間 100分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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凍える鏡』(こごえるかがみ)は、2008年日本の映画精神科医の監修を受け、邦画として初めて自己愛性パーソナリティ障害を取り扱った。田中圭の初めての主演映画であり、また渡辺美佐子の100本目の映画出演作品でもある。

2009年6月12日ジェイ・ブイ・ディーよりDVDがリリースされており、2020年11月11日時点でAmazon prime videoFODGYAO!にて有料配信もされている。

あらすじ[編集]

画家をめざす青年・岡野瞬は東京の路上で自分の描いた絵を売っていた。ある日、信州の山荘でひとり暮らしをしている年老いた童話作家・矢崎香澄が講演のために上京し、その帰り道、街角で瞬の絵に目を留める。これが2人の出会いであった。

やがて自殺した香澄の親友の部屋の片付けなどをきっかけに、親子以上に年の離れた瞬と香澄は不思議な絆で結ばれていく。

瞬は少年のように純粋な心を持ちながら、すぐに怒りを爆発させては周囲と問題を起こす不安定な精神状態で、それを心配した香澄は、臨床心理士をしている一人娘・矢崎由里子に瞬の治療を頼む。

由里子は瞬と面談し、彼に自己愛性パーソナリティ障害の傾向があることを感じる。カウンセリングを通して少しずつ心の平穏を覚え、同時に由里子に好意を抱いていく瞬。その過程で、瞬が幼児期に母から虐待を受けていた事実が明らかになっていく。そして実は、由里子自身も母親の香澄に対し、密かに充たされぬ感情を抱いていたのだった…。

キャスト[編集]

その他

スタッフ[編集]

関連書籍[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]