内禁衛

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内禁衛
景福宮にて(2008年)
各種表記
ハングル 내금위
漢字 內禁衛
発音 ネグムィ
日本語読み: ないきんえい
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内禁衛(ないきんえい、ネグムィ)は、李氏朝鮮における、王室を護衛する軍営。1407年太宗7年) 10月に設立された[1]

前身は三軍府の中軍にあった。1407年10月に内禁衛として設立された[1]。初期は王の信任による構成であったが、世宗の代から武術と知略がすぐれて、端麗な容貌の者を選んだ。王の親衛隊であるため李氏朝鮮の軍営の中で一番、厚遇を受けた。

1652年孝宗3年)に内禁衛は兼司僕羽林衛と共に統合し内三庁の付属となった。1682年粛宗8年)禁衛営創設に伴い次第に権限を弱体化させられていった。

構成[編集]

官位 官職 定員 備考
従ニ品 内禁衛将 3名 365日24時間のため、交代制
正三品堂上 内禁衛将 3名 365日24時間のため、交代制

脚注[編集]

  1. ^ a b 內禁衛」『斗山百科』doopedia, NAVER. 2021年3月25日閲覧。