兄弟仁義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兄弟仁義
北島三郎シングル
リリース
ジャンル 演歌
レーベル 日本クラウン
北島三郎 シングル 年表
俺らとチーコ兄弟仁義
1965年
スポーツ音頭
テンプレートを表示

兄弟仁義(きょうだいじんぎ)は、1965年(昭和40年)3月10日に発売された、北島三郎シングル。北島の代表的なレパートリーのひとつである。ミリオンセラー[1]を記録する大ヒットとなった。

ヤクザ渡世における兄弟分の契りをテーマにした歌曲であり、発表翌年より本作を主題歌とする、北島主演の同名の映画シリーズが製作された。

概要[編集]

作詞の星野哲郎は、自身が日本コロムビアから、新興のクラウンレコード(現:日本クラウン)へ移籍する際の、北島とのエピソードが着想となったとしている。クラウンレコード移籍を決意した星野が、公演中だった北島を訪ね別れを告げると、北島は「俺たち義兄弟じゃないか」と語り、星野と行動を共にした、という一連の動きを、渡世者になぞらえたものである、という[2]

日本放送協会(NHK)の歌謡番組に多数出演している北島だが、この「兄弟仁義」は、『NHK紅白歌合戦』では披露されていない[3]。その一方で、『ビッグショー』(1978年。浅香光代と共演)[4]思い出のメロディー』など他の番組では披露した実績がある。

また、『トップスターショー・歌ある限り』(1977年。藤圭子と北島が共演し藤圭子が歌唱)、『新・BS日本のうた』などで他の歌手によるカバーが披露された例がある。また、『NHKのど自慢』でも出場者が歌唱した実例がある。

1975年放送の桃屋「ごはんですよ!」のテレビCM「懐メロ篇」において三木のり平が「兄弟仁義」を歌った[5]

シングル収録曲[編集]

  1. 兄弟仁義
  2. つらい恋だよ

脚注[編集]