佐々木知廣

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佐々木 知廣(ささき ともひろ、1956年3月8日 - )は、日本実業家。元ベガルタ仙台代表取締役。

人物・経歴[編集]

宮城県大崎市古川出身。宮城県古川高等学校から東北学院大学卒業。

1979年4月郵政省入省(仙台南郵便局勤務)[1]。1981年から東北郵政局および東北エリア内の郵便局等に勤務。2007年10月(郵政民営化)から、ゆうちょ銀行岩手地域センター所長[1]。2010年から、ゆうちょ銀行本社郵便局担当室長、渉外室長、監査企画部長[1]。2017年からは、 ゆうちょ銀行東北エリア本部付・推進役、調査役[1]。2020年、ゆうちょ銀行を退任[1]

ベガルタ仙台との関わり[編集]

ベガルタ仙台に対しては、1999年2月にベガルタ仙台・市民後援会発足に参加し事務局長に就任[1][2]。2000年2月からは同会理事長[1]。2007年9月から仙台プロスポーツネット・キャプテン(代表)[1]。2006、2020年 ベガルタ仙台経営検討委員会委員長を歴任。

2020年12月14日にベガルタ仙台の代表取締役に就任[1][3]。退任までの期間は、新型コロナウイルス感染症 (2019年)(2類相当)のパンデミック対応期間に相当し、一律に日常における基本的感染対策が求められ、感染症法に基づく、新型コロナ陽性者及び濃厚接触者の外出自粛が求められるなど、プロサッカーイベントの運営には困難を極めた時期であった。

2022年シーズンのユニフォームスポンサーに木下グループを獲得するなど、2022年度決算を5期ぶりに黒字転換させた。また、2022年度中に3億円の増資を行い、就任時に「一丁目一番地の課題」としていた債務超過の解消を図った[4]

2023年4月5日、就任時に掲げた目的が果たされたことから、任期満了に伴い4月25日に代表取締役を退任することが発表された[2][5][6]。在任中、チーム成績は低迷したが、就任時にあった債務超過を解消し[7]、それまで4年連続で赤字だった経営を2022年に黒字化に導いたこともありファン・サポーターに強く支持されていた[2]

社長退任後、2023年4月ベガルタ仙台・市民後援会の理事長に復帰した。

脚注[編集]

先代
菊池秀逸
ベガルタ仙台社長
第8代:(2020年12月 - 2023年4月
次代
板橋秀樹