今泉潤

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いまいずみ じゅん

今泉 潤
生誕 (1984-09-11) 1984年9月11日(39歳)
日本の旗 日本 愛知県豊橋市
別名 今泉P
出身校 慶應義塾大学通信教育課程
職業 ゲームプロデューサー
映像プロデューサー
演出家
代表作 「ファントム オブ キル」
「誰ガ為のアルケミスト」
「シノビナイトメア」
「サクライグノラムス」
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今泉潤(いまいずみ じゅん、1984年9月11日[1] - )は、日本のゲームプロデューサー、映像プロデューサー、演出家愛知県豊橋市出身[2]

株式会社gumi Executive Producer、株式会社gumi West代表取締役社長、株式会社Fuji&gumi Games代表取締役CEO、株式会社FgG代表取締役CEOを歴任[3][4]

代表的なゲームプロデュース作品に「ファントム オブ キル」「誰ガ為のアルケミスト」「シノビナイトメア」「サクライグノラムス」がある[3][5]

来歴[編集]

慶應義塾大学通信教育課程在学中、レンタルビデオ店のアルバイトで知り合った縁から、フジテレビプロデューサー森谷雄が設立した映像制作会社アットムービーに入社[6]。23歳でプロデューサーとしてのキャリアを始め、テレビの深夜ドラマやウェブドラマ・演劇音楽イベントネットラジオブログDVD、グッズ制作など幅広いコンテンツをプロデュースした。

アットムービーの國光宏尚が独立起業したウェブコンテンツ企業gumi(旧社名アットムービー・パイレーツ)からシナリオ制作を依頼されたことを機にゲーム業界へ転職し[6]、2010年7月gumiに入社。当時の主業であった携帯電話用ブラウザゲームをプロデュースする。

2012年12月、福岡市に設立された開発子会社gumi Westの代表取締役社長に就任[7](2017年9月gumi本社に吸収合併)。

2014年1月、gumiとフジ・メディア・ホールディングスの協業で設立されたFuji&gumi Gamesの取締役副社長に就任。同社よりリリースしたアプリゲーム「ファントム オブ キル」「誰ガ為のアルケミスト」をヒットさせる。

2017年10月、Fuji&gumi Gamesより両タイトルの権利を譲受したgumiの連結子会社FgGの代表取締役CEOに就任。

2023年2月、アプリゲーム「サクライグノラムス」をリリース。異例の速さでサービス終了後に全額返金(使用済み分も返金)が行われた。

同年8月、アプリゲーム「アスタータタリクス」をリリース。

人物[編集]

  • 映画『アバター』を観て、映像制作の質的な面ではハリウッドには太刀打ちできないと感じる一方、「刑事ハードボイルド」のシナリオ作りに関わった際、同ゲームに約50万人ほどの登録者がいることを知り、モバイルゲーム分野の可能性を感じ転職を決意した[6]
  • 映像業界出身者として映像表現やドラマ的要素にこだわった作品を特徴とし、日本のアニメやゲームにおける特異性をモバイルゲームでも実現したいという思いを持っている。「ファントム オブ キル」では押井守、「誰ガ為のアルケミスト」では河森正治にOPアニメの監督を依頼した。
  • プロデューサーという役職を担当しているものの、キャッチコピーの考案、イラストや音楽のチェック、スキルや武器の名前を決める作業、プロモーション活動など、自身の仕事の内容は多岐にわたる[5]
  • 自身が手掛けたサクライグノラムスが異例の早さでのサービス終了となり、プロデューサーレターにて謝罪を行った。[8]

プロデュース作品[編集]

ゲーム(オリジナル)[編集]

ゲーム (IP)[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • バンカラ~友へ捧げる最後のエール~(2008年 劇団スパイスガーデン
  • セレぶり3 オンステージ~セレブは夏に恋するものだ~(2009年)
  • アイドル〜失われたキミを求めて〜(2009年 劇団スパイスガーデン)
  • セレぶり3 ラストステージ~セレブは惜しまれつつ解散するものだ~(2010年)
  • 誰ガ為のアルケミスト 舞台版(2019年 企画・原作・プロデュース)

DVD[編集]

  • セレぶり3 Update ver.1.0(2010年)

出演[編集]

ラジオ[編集]

文化放送インターネットラジオ「超!A&G+」にて毎週月曜日 - 金曜日24:57~25:00配信。トークバラエティ番組のMC[9]

脚注[編集]

  1. ^ 今泉P [@imaizumijun] (2020年9月14日). "9月11日が36歳の誕生日でした!". X(旧Twitter)より2020年10月15日閲覧
  2. ^ “「ええじゃないか とよはし映画祭」上映作品とゲスト決まる”. 東愛知新聞. (2017年2月22日). http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/585 2020年10月15日閲覧。 
  3. ^ a b 何が始まる!?謎のカウントダウンが刻まれる「ファントム オブ キル」『プロジェクトZERO』始動!” (2016年2月22日). 2020年9月17日閲覧。
  4. ^ 資産譲受及び持分法適用会社株式の譲渡に関する契約締結のお知らせ 株式会社gumi(2017年10月31日)
  5. ^ a b c gumi今泉Pはなぜゲームを選んだのか【Flyers’ Lab】”. AppBank (2017年10月25日). 2020年9月17日閲覧。
  6. ^ a b c 「ファンキル」プロデューサー今泉潤氏の人物像とは”. 4Gamer.net (2016年6月22日). 2020年9月17日閲覧。
  7. ^ “gumi、福岡にソーシャルゲーム開発子会社gumi Westを設立”. Social Game Info. (2012年12月28日). https://gamebiz.jp/news/88364 2020年10月15日閲覧。 
  8. ^ FgG_SKIGの2023年03月31日のツイート2023年3月31日閲覧。
  9. ^ 「「今、会いに行きます」では立石のユーザーに『タガタメ』攻略法を自らレクチャー!『ファンキル・タガタメプレゼンツ 今泉Pの絶!つながるラジオ』#66〜75を最速レポート!」” (2020年4月11日). 2020年9月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]