井上靖文学館

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長泉町井上靖文学館(ながいずみちょういのうえやすしぶんがくかん)は、静岡県長泉町にある博物館井上靖を記念して作られた施設で『あすなろ物語』に登場する愛鷹山の山麓にある。所在地は静岡県長泉町東野クレマチスの丘で、ベルナール・ビュフェ美術館に隣接する。

概要[編集]

井上靖を記念する施設。旧制沼津中(現静岡県立沼津東高等学校)の井上の後輩でスルガ銀行三代目頭取の岡野喜一郎らによって1973年に設立された[1]。建物は菊竹清訓による設計で、『しろばんば』に登場する土蔵をイメージした鉄筋コンクリート二階建て[1]

主にスルガ銀行とグループ企業からの寄付で一般財団法人により運営されていたが、寄付による維持管理が難しくなり財団が解散[1]。2021年度からは事業譲渡を受けた長泉町が運営することになった[1]。これに伴い2020年度の営業は2021年1月末で終了し、改修工事に入った[1]。2021年7月にリニューアルオープン。2階がミュージアムライブラリーとなった。企画展やワークショップ、講演会、出張講座などが行われている。

利用案内[編集]

  • 所在地:〒411-0931 静岡県長泉町東野515-149
  • 開館時間:午前10時~午後17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日:毎週水曜日(祝日の場合は営業、その翌平日休)及び年末年始(12月28日から1月4日)

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度10分20.7秒 東経138度52分8.2秒 / 北緯35.172417度 東経138.868944度 / 35.172417; 138.868944