五野井郁夫

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五野井 郁夫
人物情報
生誕 東京都
国籍 日本の旗 日本
出身校 上智大学法学部
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了
学問
研究分野 政治学
国際関係論
研究機関 立教大学
東京大学
高千穂大学
学位 博士(学術)2010年・東京大学)
学会 日本政治学会
日本国際政治学会
日本平和学会など
主な受賞歴 「2013ユーキャン新語・流行語大賞」受賞
脚注
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五野井 郁夫(ごのい いくお、1979年〈昭和54年〉- )は、日本政治学者高千穂大学経営学部教授[1]。専門は政治学国際関係論民主主義論[1]。父は歴史学者五野井隆史

略歴[編集]

1979年(昭和54年)東京都出身[1]。「郁夫」という名前は大正デモクラシー期の政治学者である大山郁夫から由来しているという[2]。2002年(平成14年)に上智大学法学部を卒業し、2010年(平成22年)に東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了する。学位論文は「世界政治と規範変容 重債務貧困国の債務救済における国際規範形成をめぐって」であり、博士(学術)を取得する[3]。2010年(平成22年)に立教大学法学部助教、2012年(平成24年)に高千穂大学准教授、2016年(平成28年)から同大学教授を務める。また、2010年(平成22年)から2021年(令和3年)3月まで国際基督教大学社会科学研究所で研究員を務めた[4]

2013年(平成25年)12月2日には、2013ユーキャン新語・流行語大賞トップテンに「ヘイトスピーチ」がランクインしたことで、「その「ことば」に深くかかわった人物」として五野井が顕彰された[5]。2020年(令和2年)より、デモクラシータイムスの「ウィークエンドニュース」や「The Burning Issues」等の番組に出演している。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『「デモ」とは何か ―変貌する直接民主主義―』、NHK出版、2012年

共著・編著[編集]

  • 小田川大典・五野井郁夫・高橋良輔編『国際政治哲学』、ナカニシヤ出版、2011年
  • 北田暁大白井聡・五野井郁夫『リベラル再起動のために』、毎日新聞出版、2016年
  • 栗原彬編『震災前後 ―2000年以降― (ひとびとの精神史 第9巻)』、岩波書店、2016年
  • 東浩紀編『開かれる国家 ―境界なき時代の法と政治―』、KADOKAWA、2015年
  • 山崎望編『奇妙なナショナリズムの時代 ―排外主義に抗して―』、岩波書店、2015年
  • しりあがり寿日比野克彦遠藤水城・五野井郁夫『現代アートの本当の楽しみ方―表現の可能性を見つけにいこう (Next Creator Book)』、フィルムアート社、2015年
  • 山崎望・山本圭編『ポスト代表制の政治学 ―デモクラシーの危機に抗して―』、ナカニシヤ出版、2015年
  • サントリー文化財団「震災後の日本に関する研究会」・御厨貴飯尾潤編『別冊アステイオン 「災後」の文明』、CCCメディアハウス、2014年
  • 上村雄彦編『グローバル協力論入門:地球政治経済論からの接近』、法律文化社、2014年
  • 池田香代子、五野井郁夫『○○○○[注 1]と日本の「失われた30年」』集英社集英社インターナショナル〉、2023年3月24日。ISBN 978-4797674279 

訳書[編集]

出演[編集]

ネット番組[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 安倍晋三銃撃事件の被疑者氏名。

出典[編集]

外部リンク[編集]