ロバート・ウッド (オーストラリアの政治家)
ウィリアム・ロバート・ウッド(William Robert Wood、1949年11月13日[1] - )は、イギリス生まれのオーストラリア人元政治家、環境活動家、反戦運動家。
来歴[編集]
核撤廃党(Nuclear Disarmament Party)の党員で、1987年の選挙では無名であったが優先順位付投票方式のため、たった1%の投票率で連邦議会上院議員に当選した。
当選後、自身のライバルである、同選挙で落選したコール・トゥ・オーストラリア党のエレイン・ニールに、ウッドが1972年にベトナム戦争の抗議活動時で逮捕されているなどで政治家として相応しくないとの裁判を起こされた。裁判所はウッドが1988年2月3日まではイギリスとオーストラリアの二重国籍となっていることは憲法違反にあたり、立候補自体が無効であると決定した。これをうけてウッドは翌年5月12日に決定が出されると議員を辞任し、同じ核撤廃党のイリーナ・ダンが議席についた。
脚注[編集]
- ^ “WOOD, William Robert (1949– )Senator for New South Wales, 1987–88 (Nuclear Disarmament Party) | The Biographical Dictionary of the Australian Senate”. biography.senate.gov.au. 2023年7月21日閲覧。