レイジー・ヘイジー・クレイジー

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レイジー・ヘイジー・クレイジー
同班同學
第28回東京国際映画祭に登壇したキャストとスタッフ
監督 ジョディ・ロック
製作 パン・ホーチョン
スービ・リャン
出演者 クォック・イッサム
フィッシュ・リウ
マック・チーイ
音楽 アラン・ウォン
ジャネット・ヨン
撮影 ジャム・ヤウ
編集 ベンダース・リー
公開 日本の旗 2015年10月24日(東京国際映画祭
香港の旗 2015年10月29日
上映時間 99分
製作国 香港の旗 香港
言語 中国語
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レイジー・ヘイジー・クレイジー』(原題: 同班同學、英語題: Lazy Hazy Crazy)は、2015年の香港の青春ドラマ映画である。監督はジョディ・ロック、主演はクォック・イッサム、フィッシュ・リウ、マック・チーイが務めている。第28回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門にて上映された。

あらすじ[編集]

キャスト[編集]

  • クォック・イッサム - トレイシー
  • フィッシュ・リウ - アリス
  • マック・チーイ - クロエ
  • ツェ・シッチュン - アンドリュー
  • グレゴリー・ウォン - レイモンド
  • 蒼井そら

製作[編集]

ジョディ・ロックは、当初、本作には脚本家として参加していた[1]。プロデューサーのパン・ホーチョンは女性監督を探していたが、適任者が見つからずにいた[1]。そんな中、ロックは「私が監督してもいいですか」とホーチョンに申し出た[1]。ホーチョンは了承し、ロックは本作で映画監督デビューを果たすことになった[1]

主人公の女子高校生3人組を演じる役者には、約300人が応募したオーディションを経て、クォック・イッサム、フィッシュ・リウ、マック・チーイが選ばれた[1]。撮影に入る前、3人は役作りのために共同生活を送った[1]。撮影には16日間が費やされた[1]。都市の風景を捉えたインサート・ショットは、撮影を担当したジャム・ヤウが少人数のクルーで街に出て撮影したものである[1]

上映[編集]

2015年10月24日、第28回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門にて本作のプレミア上映が行われた[2]香港では2015年10月29日に一般公開された[3]

評価[編集]

South China Morning Post』のエドムンド・リーは、「3人の少女たちの気まぐれな友情の激しさが、最も強く印象に残る」と述べて、本作に5点満点の2.5点を与えた[3]。『The Hollywood Reporter』のエリザベス・カーは、「脚本は野心的すぎる」と批判した一方で、「撮影は親密さを湛えており、慎み深い音楽には心を揺さぶられる」と評価した[4]。『IndieWire』のデヴィッド・アーリックは、「『ヴァージン・スーサイズ』の繊細さと『卒業白書』の好色さの混合」と本作を評した[5]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 香港発「レイジー・ヘイジー・クレイジー」監督&女優陣が語る“援助交際”をフックにした青春映画”. 映画.com (2015年10月27日). 2016年11月1日閲覧。
  2. ^ 蒼井そら、香港発の問題作にカメオ出演 監督は名指しで出演オファーしていた”. 映画.com (2015年10月24日). 2016年11月1日閲覧。
  3. ^ a b Lee, Edmund (2015年10月30日). “Film review: Lazy Hazy Crazy - girls go wild in Pang Ho-cheung production”. South China Morning Post. 2016年11月1日閲覧。
  4. ^ Kerr, Elizabeth (2015年10月28日). “'Lazy Hazy Crazy': Tokyo Review”. The Hollywood Reporter. 2016年11月1日閲覧。
  5. ^ Ehrlich, David (2016年6月21日). “5 Must-See Films At The 2016 New York Asian Film Festival”. IndieWire. 2016年11月1日閲覧。

外部リンク[編集]