ランブラス通り

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座標: 北緯41度22分53秒 東経2度10分23秒 / 北緯41.38139度 東経2.17306度 / 41.38139; 2.17306

ランブラス通り
ランブラス通り

ランブラス通りカタルーニャ語: La Rambla)はスペインバルセロナを代表するメインストリート。旧市街地に位置し、市の中心部から臨海地区まで続く長さ1.2kmの並木道である。

概要[編集]

バルセロナの繁華街に位置し、カタルーニャ広場からコロンブスの塔まで続いている。夜遅くまで多くの人通りでごった返し、花屋、鳥屋、大道芸人、カフェテリア、レストランが並ぶ大通りである。 ランブラス通りにはさまざまな建造物が立ち並んでいる。世界的に有名なリセウ大劇場サン・ジュゼップ市場、レイアール広場(Plaça Reial)、そこに設けられたアーチやシュロの木を見ることができる。南の終端にはクリストファー・コロンブスの像がある。

スペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカは「終わってほしくないと願う、世界に一つだけの道」と述べた。

「ランブラ」はカタルーニャ語およびスペイン語で一時的な水路を意味し、 アラビア語のRamla(砂の川床)に由来する。

「ランブラス通り」[編集]

「ランブラス」
「ランブラス」

ランブラス通りと複数形で呼ばれるのは、通りの各区域にそれぞれ異なる名前がつけられている事による。

  • ランブラ・ダ・カナレータス(Rambla de Canaletes):有名なカナレータスの泉がある。この水を飲めばバルセロナをもう一度訪れるといわれている。
  • ランブラ・ダルス・アストゥーディス(Rambla dels Estudis):以前大学の校舎や軍隊の兵舎があったことに由来する。
  • ランブラ・ダ・サン・ジュゼップ(Rambla de Sant Josep):サン・ジュゼップ修道院があったことによる。
  • ランブラ・ダルス・カプチンス(Rambla dels Caputxins):カプチン会修道院があったことによる。
  • ランブラ・ダ・サンタ・モニカ(Rambla de Santa Monica):近くにあった教会の名による。

また、ランブラス通りの延長で、海へ向かう木造の遊歩道にもランブラ・ダ・マール(Rambla de Mar)という名前がつけられている。

文化[編集]

  • リセウ大劇場:1847年にオープンしたオペラハウス、世界最高級の劇場のひとつ
  • サンタ・モニカ・アート・センター:現代美術を展示する美術館

ギャラリー[編集]

交通[編集]

通りにはバルセロナ地下鉄L3線の駅が3駅ある。

関連項目[編集]