マスターズGCレディース

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NOBUTA GROUP
マスターズGCレディース
トーナメント情報
創設 2003年
開催地 兵庫県
開催コース マスターズゴルフ倶楽部
基準打数 Par72(2023年)[1]
ヤーデージ 6,495ヤード (5,939 m)(2023年)[1]
主催 延田グループ
株式会社スポーツニッポン新聞社
IMG 
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 2億円(2022年)[1]
開催月 10月
最高記録
最少打数 269 日本の旗 大山志保(2014年)
※4日間競技移行後
通算スコア -19 日本の旗 大山志保(2014年)[2]
最新優勝者
日本の旗 菅沼菜々
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NOBUTA GROUP マスターズGCレディース(のぶたグループ マスターズジーシーレディース)は2003年から始まった日本女子プロゴルフ協会公認の女子プロゴルフトーナメントで、毎年10月第3週から第4週(開始年の2003年は11月第1週)に行われている。なお2013年大会から4日間競技に移行した(ただし、2013年と2017年[3]は台風の影響により3日間競技に短縮)。

概要[編集]

大阪府内でパチンコ店やレストランを運営している延田グループ及びスポーツニッポン新聞社IMGの主催により行われており、大会の会場も延田グループ直営の兵庫県三木市にあるマスターズゴルフ倶楽部で開催されている。

2022年現在、賞金総額2億円、優勝賞金3600万円[1]。なお2005年から2012年までは主催者の延田グループが運営するパチンコ・パチスロ店「123」にちなみ、賞金総額1億2300万円、優勝賞金2214万円で行われていた[注釈 1]2005年までは日本の女子大会では最高の賞金額を誇っていた[注釈 2]

2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止が6月の段階で早々と決定された[4]

歴代優勝者[編集]

回数 開催年 優勝者名 スコア 備考-
第1回 2003年 日本の旗 竹末裕美 -10
第2回 2004年 日本の旗 宮里藍 -11
第3回 2005年 アメリカ合衆国の旗 ポーラ・クリーマー -4 天沼知恵子とのプレーオフを制す
第4回 2006年 日本の旗 古閑美保 -9 大会連覇
第5回 2007年 -9
第6回 2008年 日本の旗 大山志保 -7
第7回 2009年 大韓民国の旗 申智愛 -8 福嶋晃子三塚優子とのプレーオフを制す
第8回 2010年 日本の旗 横峯さくら -10
第9回 2011年 日本の旗 大山志保 -7 ポーラ・クリーマーとのプレーオフを制し今大会2勝目
第10回 2012年 大韓民国の旗 キム・ソヒ -11 横峯、吉田弓美子とのプレーオフを制し5年ぶりのツアー優勝
第11回 2013年 日本の旗 横峯さくら -12 2日目が台風の影響により54ホールに短縮
第12回 2014年 日本の旗 大山志保 -19 4日間完全優勝で今大会3勝目[2]
第13回 2015年 大韓民国の旗 李知姫[5] -9
第14回 2016年 大韓民国の旗 全美貞[6] -17
第15回 2017年 日本の旗 上田桃子[7] -11 最終日が台風21号の影響により54ホールに短縮[3]
第16回 2018年 大韓民国の旗 アン・ソンジュ[8] -12 優勝賞金3240万円を獲得し、史上最速(当時)[注釈 3]
生涯獲得賞金10億円を突破[8]
第17回 2019年 日本の旗 柏原明日架[10] -14
第18回 2021年[4] 日本の旗 古江彩佳 [11] -12
第19回 2022年 日本の旗 川﨑春花[12] -15
第20回 2023年 日本の旗 菅沼菜々[13] -14

テレビ中継[編集]

  • 地上波のテレビ中継は、毎日放送でローカル放送。3日目、最終日共に生中継(2019年までは最終日のみJNNの基幹局を中心にネットしていた)。また地上波放送が行われない地域でもBS-TBS(MBSと同じ。)やCS放送GAORAGOLF TVで視聴可能(2日目は生中継、3日目と最終日は地上波のサイマル放送)。
    2023年について3日目は毎日放送が13:00から放送開始したが、14:00より長時間特別番組『お笑いの日2023(TBSテレビ制作、全国ネット)を放送するため、14:00以降はサブチャンネルに移行して放送を継続。また最終日は毎日放送で11:50より『プリンセス駅伝2023』(TBSテレビ制作、全国ネット)を生放送のため15:00 - 16:24に中継録画で、BS-TBSでは12:00 - 14:24に生中継でそれぞれ放送予定。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2003年の第1回は賞金総額5000万円(優勝賞金900万円)、2004年の第2回は賞金総額1億円(優勝賞金1800万円)で実施。
  2. ^ その後、2006年に賞金額が増額された「日本女子オープンゴルフ」(賞金総額1億4000万円)にその座を譲り、また2009年からは「日本女子プロゴルフ選手権 コニカミノルタ杯」も同じ賞金総額となった(但し両大会の賞金配分は異なる)。
  3. ^ 2020年に同胞の申ジエ富士通レディース優勝で賞金1,800万円を加算し、アンの253試合目を更新する207試合目で生涯獲得賞金10億円を達成した[9]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 大会概要
  2. ^ a b 完全優勝!大山志保が今季2勝目 女王アンは2位 - ゴルフダイジェスト・オンライン(2014年10月26日)
  3. ^ a b NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは台風21号のため中止に!上田桃子の優勝が決定 - ALBA.net、2017年10月22日閲覧
  4. ^ a b 2020年NOBUTA GROUP マスターズGCレディース開催中止について - (一社)日本女子プロゴルフ協会、2020年6月3日配信、同日閲覧
  5. ^ 李知姫が今季2勝目 2位にアン・ソンジュ - スポニチアネックス(2015年10月25日)
  6. ^ 全美貞が逆転で今季2勝目、ツアー通算24勝目 - 日刊スポーツ、2016年10月23日閲覧
  7. ^ 台風で最終日中止 上田桃子が今季2勝目/国内女子ゴルフ - ゴルフダイジェスト・オンライン、2017年10月22日閲覧
  8. ^ a b アン・ソンジュ今季5勝 生涯獲得賞金10億円突破 - 日刊スポーツ、2018年10月21日配信、同日閲覧
  9. ^ "「もっと良くなるためには…」申ジエが手術を乗り越え史上最速10億円突破". ALBA.Net. グローバルゴルフメディアグループ. 18 October 2020. p. 1-2. 2020年10月18日閲覧
  10. ^ 柏原明日架、逆転で2勝目「自分に自信がついた」/国内女子 - サンケイスポーツ、2019年10月27日配信、同日閲覧
  11. ^ 古江が逃げ切り自身2度目の2週連続V 今季5勝目 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース スポニチアネックス2021年10月24日配信、同日閲覧
  12. ^ 川崎春花が通算15アンダーで混戦制す!19歳175日でのプロ2勝目は史上4番目の年少記録 スポニチアネックス2022年10月23日配信、同日閲覧
  13. ^ "菅沼菜々が逃げ切りでツアー2勝目 イ・ボミ引退大会で自称"アイドル"が後継アピール?". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2023年10月22日. 2023年10月22日閲覧

参考文献など[編集]

外部リンク[編集]