ホームドラマ!

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ホームドラマ!
ジャンル テレビドラマ
脚本 岡田惠和
演出 平野俊一
酒井聖博
高津泰行
片山修
出演者 堂本剛KinKi Kids
ユースケ・サンタマリア
酒井若菜
紺野まひる
井上真央
オープニング ギルバート・オサリバンアローン・アゲイン
エンディング 堂本剛「ORIGINAL COLOR
製作
プロデューサー 橋本孝
瀬戸口克陽
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2004年4月16日 - 6月25日
放送時間金曜日22:00 - 22:54
放送枠金曜ドラマ (TBS)
放送分54分
回数11

特記事項:
初回は60分拡大(21:30 - 23:24)。(プロ野球中継が延長されたため、30分繰り下げて放送)
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ホームドラマ!』は、TBS系列金曜ドラマ枠(毎週金曜日22:00 - 22:54[1]JST)で2004年4月16日から6月25日まで放送された日本のテレビドラマ。主演は堂本剛

東南アジアツアー中の事故で愛する者を亡くした人たちが同じ一軒家に住み家族を作って行く奇妙な共同生活を描いた。タイトルの『ホームドラマ』の意味通り、家族の意味を問うヒューマンドラマである。

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

年齢は公式サイトにて

遺族達[編集]

井坂 将吾〈25〉[2]
演 - 堂本剛KinKi Kids
リフォーム会社「大槻ホーム」勤務。幼少時に両親を亡くし祖父に育てられたが、拗ねて不良になり暴れていたため祖父の死に目に会えなかった。その負い目から不良としての自分に終止符を打ち、真面目に生きる決意を固める。一本気な性格の熱血漢で、「家族」に対する想いは強い。新婚旅行中に事故に遭い、最愛の新妻と彼女の妊娠していた子供を失う。その後、慰霊祭で再会した遺族達に「この痛みを分かってくれるのはこの人達しかいない」と思い一緒に暮らす提案を出す。
秋庭 智彦〈32〉[3]
演 - ユースケ・サンタマリア
商事会社勤務(事故後に退職、別会社に再就職)。将吾とは対照的に理屈っぽい性格。家族旅行中に事故に遭い(ただし彼は事故当時、仕事の都合で妻や息子と同行していなかった)、妻と息子を失う。
原口 仁美〈22〉
演 - 酒井若菜
不倫相手の上司との旅行中事故に遭い、自分だけが生き残った(本人は「他の遺族たちと違い、自分は被害者であり加害者でもある」と語っている)。それが原因で職場(家具店)に不倫をしていたことが公になり、同僚や上司から無視され孤立し、退社。
新見 まゆみ〈26〉
演 - 紺野まひる
ツアーの添乗員。関西出身。家事が苦手で酒乱で酒癖悪い。事故でツアーコンダクターの夫を失う(事実上、若くして未亡人になる)。智彦同様、事故後に退職し別会社へ再就職。
長峰 翔子〈17〉
演 - 井上真央
高校生。事故で弟と両親を亡くし、自分だけが生き残った。事故の影響でバス恐怖症となり、バスに乗れなくなっている。
中西 光太〈14〉
演 - 西洋亮
中学3年生。事故で父を亡くす。両親は離婚している。その後、別れた実母に引き取られるが養父に馴染めず、過食症に。チョコバーが好物で常に携帯している。
青山 宏樹〈10〉
演 - 泉澤祐希
小学5年生。事故で両親を亡くす。その後、祖父母に引き取られる。
遠山 映子〈56〉
演 - いしだあゆみ
事故で息子二人を失う。元保険外交員。バツイチ
河野 清一郎〈75〉
演 - 田村高廣
事故で妻を失う。

故人[編集]

バス事故での犠牲者。

ゲスト[編集]

第1話
第2話
第3話
第5話
第7話
  • 米村慎二(週刊誌記者) - 村松利史(第8話)
第8話
第9話
第10話
  • 新藤誠(亜由美の父) - 黒沢年雄
  • 浜田桃子(喫茶店店主) - 木村多江
  • 原口生 - 斎藤拳匠(最終話)
最終話

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2004年4月16日 僕らは世界で一番大切な人を失った…
タイ・バス転落事故から始まる家族再生の物語
平野俊一 12.6%
第2話 2004年4月23日 やって来た2人 酒井聖博 11.9%
第3話 2004年4月30日 将吾ブチ切れる 平野俊一 10.5%
第4話 2004年5月07日 私妊娠してる! 酒井聖博 10.5%
第5話 2004年5月14日 涙の授業参観日 平野俊一 09.4%
第6話 2004年5月21日 デブの逆襲 酒井聖博 09.4%
第7話 2004年5月28日 嵐を呼ぶ訪問者 高津泰行 10.3%
第8話 2004年6月04日 迎えに来た息子 片山修 07.4%
第9話 2004年6月11日 生まれて来る命 酒井聖博 09.3%
第10話 2004年6月18日 第二部スタート 片山修 08.1%
最終話 2004年6月25日 別れの決断 酒井聖博 07.2%
平均視聴率 9.7%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

関連商品[編集]

DVD
  • Vol.1 第1話(2H)、2話 PCBX-50627
  • Vol.2 第3話、第4話 PCBX-50628
  • Vol.3 第5話、第6話 PCBX-50629
  • Vol.4 第7話、第8話 PCBX-50630
  • Vol.5 第9話、第10話、最終話 PCBX-50631
  • 全巻収納DVD-BOX PCBX-60019
VHS
  • Vol.1 第1話(2H)、2話 PCVX-71173
  • Vol.2 第3話、第4話 PCVX-71174
  • Vol.3 第5話、第6話 PCVX-71175
  • Vol.4 第7話、第8話 PCVX-71176
  • Vol.5 第9話、第10話、最終話 PCVX-71177
「ホームドラマ!」オリジナル・サウンドトラック
ホームドラマ!(書籍)

放送時間[編集]

  • 金曜日21:30 - 23:24(1話)
  • 金曜日22:30 - 23:24(2、4話)
  • 金曜日22:00 - 22:54(3、5 - 6、8 - 11話)
  • 金曜日22:10 - 23:04(7話)

エピソード・雑記[編集]

  • 東京全日空ホテルでの製作発表の際に、記者からの出演者への質問に「血の繋がっていない家族という設定の役を演じていく上で、気をつけていることはありますか?」と出た時に泉澤祐希がマイクを持ったまま固まってしまい、席の離れた堂本剛が心配そうにじっと泉澤祐希を直視し、緊張が解けたように泉澤祐希が、「自然にやってます」と答えた。
  • 視聴率が取れないことを苦にして責任を感じている橋本孝プロデューサーに堂本剛とユースケ・サンタマリアが激励をし、気持ちが晴れたと語っている。
  • 第7話では酒井若菜が出演した『木更津キャッツアイ』、井上真央が出演した『キッズ・ウォー』に関係した演出が行われた。
  • 最終話のロケに使用した小学校が火災で全焼するというニュースが起こり、何かできることはないかと考えたプロデューサーの橋本孝が、ロケの時に撮った校舎の全景写真をパネルにして贈った。
  • 最終回の将吾のナレーションは「アローン・アゲイン」の歌詞の一部を抜粋している。岡田惠和がこのドラマを書き始める時に、最初にノートに書きとめた言葉だったようだ。
  • 第41回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の読者票では「作品賞」「主演男優賞」「助演男優賞」「主題歌賞」の四冠を獲得した。

脚注[編集]

  1. ^ 初回は60分拡大(21:30 - 23:24)。(プロ野球中継が延長されたため、30分繰り下げて放送)
  2. ^ 井坂 将吾公式サイト
  3. ^ 秋庭 智彦公式サイト

外部リンク[編集]

TBS系列 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
奥さまは魔女
(2004.1.16 - 2004.3.26)
ホームドラマ!
(2004.4.16 - 2004.6.25)
世界の中心で、愛をさけぶ
(2004.7.2 - 2004.9.10)