ピート・ハイン (駆逐艦)

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ピート・ハイン (Hr.Ms. Piet Hein)はオランダ海軍アドミラーレン級駆逐艦。艦名は17世紀のオランダの提督ピート・ハインオランダ語版英語版にちなむ。

艦歴[編集]

「ピート・ハイン」(1928年、ロッテルダム)

ロッテルダム、Burgerhout's Scheepswerf en Machinefabriekの造船所で1925年8月26日に起工され、1927年4月2日に進水。1929年1月25日に就役した。[1]

1936年11月13日、ジャワ級軽巡洋艦2隻、駆逐艦「エヴェルトセン」、「ヴィッテ・デ・ヴィット」と「ピート・ハイン」はシンガポールを訪問した[2]

1938年10月13日、「ピート・ハイン」と軽巡洋艦「ジャワ」はスンダ海峡で衝突事故を起こした[3]

第二次世界大戦[編集]

1941年の戦争勃発時には「ピート・ハイン」はスラバヤに在泊していた。1942年2月18日から19日にかけての夜に戦われたバリ島沖海戦において、「ピート・ハイン」は日本の駆逐艦「朝潮」からの雷撃により撃沈され、艦長J.M.L.I. Chömpff以下64人が戦死した。

脚注[編集]

  1. ^ Visser, Jan. “Admiralen-class destroyers”. Royal Netherlands Navy Warships of World War II. 2013年10月12日閲覧。
  2. ^ Maritieme kalender 1936” (Dutch). Nederlands Scheepvaartmuseum. 2014年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月12日閲覧。
  3. ^ Maritieme kalender 1938” (Dutch). Nederlands Scheepvaartmuseum. 2015年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月30日閲覧。