ピッパ・ハリス

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ピッパ・ハリス
Pippa Harris
生年月日 (1967-03-27) 1967年3月27日(57歳)
職業 プロデューサー
 
受賞
英国アカデミー賞
作品賞
2019年1917 命をかけた伝令
英国作品賞
2019年『1917 命をかけた伝令』
その他の賞
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デイム・フィリッパ・ジル・オリヴィエ・ハリスDame Philippa Jill Olivier Harris DBE, 1967年3月27日 - )、通称ピッパ・ハリスPippa Harris)は、イギリスの映画及びテレビプロデューサーである。

映画では『悲しみが乾くまで英語版』やレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレット主演の『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』などを手がけている。テレビではトム・ハーディベネディクト・カンバーバッチ出演の『Stuart: A Life Backwards』の他、『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語英語版』、『ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜』、『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』、『Britannia』などを手がけている。また自由民主党党首のニック・クレッグの顧問であった[1]

2018年からは英国映画テレビ芸術アカデミーの会長を務めている[2]

2019年のサム・メンデス監督の映画『1917 命をかけた伝令』のプロデュースによりアカデミー賞作品賞にノミネートされている。

生い立ち[編集]

祖母は医師のノエル・オリヴィエ英語版である。オックスフォード女子高等学校とケンブリッジ大学ロビンソン・カレッジで学び、1989年に英語の学位を得て卒業した[3]

キャリア[編集]

1989年にジャカランダ・プロダクションズのプロダクション・アシスタントとしてキャリアが始まり、すぐにITVチャンネル4のスクリプト・エディターに出世し、さらにBBCフィルムズの企画エグゼクティブとなった。その後彼女はBBCドラマシリアルのエグゼクティブ・プロデューサーに昇進した。彼女はそこで『Warriors』(1999年)、『Care』(2000年)、『The Sleeper』(2000年)、『The Way We Live Now』(2001年)、『Love in a Cold Climate』(2001年)などを手がけた。

2001年にBBCのドラマ・コミッショニングの責任者となり、ジェーン・トランター英語版と共に働いた。彼女の指揮下では『Cutting It』(2002年)、『Flesh and Blood』(2002年)、『Daniel Deronda』(2002年)、『ロスト・プリンス 〜悲劇の英国プリンス物語〜英語版』(2003年)、『ステート・オブ・プレイ〜陰謀の構図〜』(2003年)などが発表された[4]

2003年にハリスはサム・メンデスキャロ・ニューリング英語版と共にニール・ストリート・プロダクションズ英語版を設立した[5]。この会社でハリスは『ジャーヘッド』(2005年)、『Starter for 10』(2006年)、『ランズエンド -闇の孤島-』(2012年)、『1917 命をかけた伝令』で製作、『悲しみが乾くまで英語版』(2007年)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008年)、『お家をさがそう』(2009年)で製作総指揮を務めた。

テレビでは『Stuart: A Life Backwards』(2007年)や『ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜』を製作した。他にシェイクスピア映画シリーズ『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』や『Britannia』で製作総指揮を務めた。さらに製作総指揮を務めた『コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語英語版』は長期的な成功を収め、2020年の第9シーズンへの更新が決定している[6][7][8]

彼女は祖母と詩人のルパート・ブルックによる1908年から1915年までの文通の編集者である[9]

勲章[編集]

2015年8月27日に大英帝国勲章が授与された[1]

受賞とノミネート[編集]

部門 作品名 結果
アカデミー賞 2019[10] 作品賞 1917 命をかけた伝令 ノミネート
英国アカデミー賞 2019[11] 作品賞 1917 命をかけた伝令 受賞
英国作品賞 1917 命をかけた伝令 受賞
全米製作者組合賞 2019[12] 劇場映画賞 1917 命をかけた伝令 受賞

参考文献[編集]

  1. ^ a b Dissolution Honours 2015, gov.uk; accessed 11 February 2016.
  2. ^ Orlando Parfitt2018-06-04T10:00:00+01:00. “Pippa Harris named new Bafta chair” (英語). Screen. 2019年5月9日閲覧。
  3. ^ HARRIS. "HARRIS, Dame Philippa Jill Olivier (Dame Pippa)". Who's Who (英語). Vol. 2018 (online ed.). A & C Black. {{cite encyclopedia}}: 不明な引数|othernames=は無視されます。 (説明) (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入) (Paid subscription required要購読契約)
  4. ^ Pippa Harris We Are Many” (英語). wearemany.com. 2018年2月9日閲覧。
  5. ^ Neal Street Productions official website, nealstreetproductions.com; accessed 11 February 2016.
  6. ^ BAFTA Awards Search BAFTA Awards”. awards.bafta.org. 2019年10月3日閲覧。
  7. ^ Awards, National Television. “Winners National Television Awards” (英語). www.nationaltvawards.com. 2019年10月3日閲覧。
  8. ^ About Call the Midwife PBS”. About Call the Midwife PBS. 2019年10月3日閲覧。
  9. ^ Harris 1991.
  10. ^ THE 92ND ACADEMY AWARDS”. oscars.org. 2020年2月9日閲覧。
  11. ^ Film 2020”. 英国映画テレビ芸術アカデミー. 2020年2月9日閲覧。
  12. ^ 2020 PGA Award Winners”. 全米製作者組合. 2020年2月9日閲覧。
全般

外部リンク[編集]