ピアノ協奏曲第3番 (池辺晋一郎)
ピアノ協奏曲第3番「西風に寄せて」~左手のためには、池辺晋一郎が2013年に作曲したピアノ協奏曲である。「ピアノ協奏曲Ⅲ」と表記されることもある。
概要[編集]
ピアニストの舘野泉の委嘱によって作曲された曲である。高校生の頃の作曲者が読んだ本に「舘野の趣味は風を聴くこと」と書いてあった上、舘野が左手のピアニストであり地図上では左は西であることから、この曲のコンセプトは「西風」となった[1]。また、作曲者の好きな曲であるオネゲル「ピアノ小協奏曲」のシンプルさを継承する気持ちもあったという[1]。
演奏時間[編集]
およそ10分30秒
初演[編集]
2013年11月3日、南相馬市民文化会館ゆめはっとホールにて、舘野泉ピアノ、野津如弘指揮、ラ・テンペスタ室内管弦楽団によって初演された。[2]なお、初演時のコンサートマスターは舘野泉の息子の舘野ヤンネであった。[1]
楽器編成[編集]
独奏ピアノ、フルート(ピッコロ持ち替え)、オーボエ2、ファゴット、F管ホルン2、C管トランペット、打楽器(カバサ、スネアドラム、サスペンドシンバル2、タンバリン、アンティークシンバル、ボンゴ、トライアングル、ヴィブラスラップ、バスドラム)、弦五部
楽曲構成[編集]
3楽章構成で、全楽章が続けて演奏される。
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第1楽章[編集]
第2楽章[編集]
第3楽章[編集]
楽譜[編集]
全音楽譜出版社から出版されている。