ヒンデンブルグ・オーメン

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ヒンデンブルグ・オーメン英語: Hindenburg Omen)は、株価予測のためのテクニカル分析指標の一つ。発生すると1か月間は有効とされ、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるといわれる[1]。盲目の数学者ジム・ミーカ(Jim Miekka)が考案した[2]

実際に目立った下落が起きた確率については、諸説あり、例えば、2014年から2016年の間に、オーメンが点灯した8回のうち、4回に顕著な下落が認められたという。(①2014年5月 ②2014年9月 ③2014年12月 ④2015年1月 ⑤2015年3月 ⑥2015年6月 ⑦2015年12月 ⑧2016年12月) [3]

ニューヨーク証券取引所における52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の関係、マクラレン・オシレーター(en:McClellan oscillator)の値がマイナスであること、などいくつかの条件が同じ日に重なったとき、「ヒンデンブルグ・オーメンのサインが出た」とされる[1]

1937年5月6日ヒンデンブルク号爆発事故にちなんで名付けられたもので、株価大暴落の前兆、証券市場における呪いの指標といわれる[1]

2018年10月26日現在、近年では、2013年4月5日2014年9月23日[1]2017年3月13日、2017年6月13日[4]、2018年1月19日、2018年1月30日、2018年4月24日、2018年6月18日、2018年7月18日、2018年7月26日、2018年8月2日、2018年8月9日、2018年9月5日、2018年9月25日[5]に現れている。

脚注[編集]