パンサー・J72

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パンサー・J72
概要
販売期間 1972年 - 1981年
ボディ
ボディタイプ 2ドア・ロードスター
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン 直列6気筒DOHC・ガソリン3,800/4,200cc
V型12気筒5,300cc
変速機 4速MT/3速AT
車両寸法
ホイールベース 2,800mm
全長 4,100mm
全幅 1,690mm
全高 1,200mm
その他
モデルとした車種 ジャガー・SS100
同一エンジン ジャガー・XJ6/12
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パンサー・J72Panther J72 )はイギリスの小規模自動車メーカー・パンサー・ウェストウインズが1972年から1981年まで生産した2座席オープンタイプのスポーツカーで、同社最初の生産車であった。1930年代の名スポーツカー・ジャガー・SS100を1970年代の技術で再現し、高性能な高級スポーツカーを作り上げることがテーマで、エンジンはジャガー・XJ6/12のものが用いられた。シャシーもラジエーターを車軸より後ろに設置して1930年代の車のプロポーションを維持するため専用設計され、前後とも固定軸のサスペンションであった。入念に仕上げられた車体、コノリーレザー仕上げの内装を持ち、オートマチックトランスミッションも選択できた。

J72は本物のSS100よりも多い約500台が生産されパンサー・ウェストウインズの基礎を固めた。著名人のオーナーも多かった。日本にもモーガン・オート・タカノや中部八洲自動車が代理店となって輸入された。