パリ警視J

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パリ警視J
Le marginal
監督 ジャック・ドレーフランス語版
脚本 ジャック・ドレー
ジャン・ヴォートラン
製作 ジャン=ポール・ベルモンド
アラン・ベルモンドフランス語版
出演者 ジャン=ポール・ベルモンド
ヘンリー・シルヴァ
カルロス・ソット・マヨール
ピエール・ヴェルニエフランス語版
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 ザヴィエ・ショワルツェンベルガードイツ語版
編集 アルベール・ジュルジャンソンフランス語版
製作会社 セリト・フィルムズフランス語版
レ・フィルムズ・アリアンフランス語版
配給 フランスの旗 ゴーモン
日本の旗 東宝東和
公開 フランスの旗 1983年10月26日
日本の旗 1985年5月25日
上映時間 100分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
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パリ警視J』(Le marginal)は、1983年フランスアクション映画ジャン=ポール・ベルモンドヘンリー・シルヴァ、カルロス・ソット・マヨール、ピエール・ヴェルニエフランス語版出演。音楽はエンニオ・モリコーネが担当している[1]。 スティーブ・マックイーンの遺作「ハンター」へのオマージュと見られる。

ストーリー[編集]

パリ警視庁麻薬課に籍を置くジョルダン警視は、その容赦ない捜査手法により警察内部から「ならず物(marginal)」と呼ばれ敬遠されており、賄賂が一切通用しないため犯罪者からは恐れられている。その彼がマルセイユに派遣されることを知ったフランス最大の犯罪組織のボス ソーブール・メカチは、ジョルダンに組織を潰されると危惧し、手下のドミニクとキャパ弁護士をマルセイユに送り、彼の行動を監視させる。

捜査の際は暗号名「J」で活動しているジョルダンは、到着したマルセイユで早速メカチの店に押し入り手下を捕らえる。その内のトニオから麻薬を積んでいる船を聞き出し、ヘリで船を追い詰めて乗り込んだ上で男を逮捕し麻薬を海に投げ捨てる。そのことをデュマ警視長に咎められるも意に介さず、ジョルダンは街で自分を呼び出したキャパと会い、彼から遠まわしにメカチから手を引くよう脅される。だが逆に受けて立つと伝えるよう言うと、ジョルダンはメカチの犯罪を立証するため捜査を進める。

しかしあらゆる手段を用いて罪を逃れるメカチに対し、ジョルダンも裁判にかけずに直接断罪することを決意し、メカチの元に乗り込もうとする。

キャスト[編集]

※括弧内は日本テレビ版日本語吹替(初回放送1989年1月17日 『特選シネマ』)

スタッフ[編集]

日本語版スタッフ

  • 吹替翻訳 - 柴田香代子
  • 吹替演出 - 松川陸
  • 吹替選曲・効果 - スリーサウンド
  • 吹替調整 - 遠西勝三
  • 吹替録音 - ニュージャパンスタジオ
  • 吹替担当 - 吉富孝明
  • 吹替製作 - 日本テレビ、ニュージャパンフィルム

参考文献[編集]

  1. ^ Le Marginal”. unifrance.org. 2017年4月22日閲覧。

外部リンク[編集]