パナール・CD

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パナール・CD
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア クーペ
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン 空冷水平対向OHV2気筒848cc ツインキャブ50PS
変速機 4速MT
前:独立 横置リーフ・ロワーAアーム 後:独立 セミトレーリングアーム・トーションバー
前:独立 横置リーフ・ロワーAアーム 後:独立 セミトレーリングアーム・トーションバー
車両寸法
ホイールベース 2,250mm
全長 4,000mm
全幅 1,600mm
全高 1,185mm
車両重量 580kg
その他
最高速度 160km/h
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パナール・CDPanhard CD )は、フランスにかつて存在した自動車メーカー・パナール1963年から1965年まで生産したスポーツカーである。CDとはこの車の設計者、シャルル・ドゥーチェCharles Deutsch )のイニシャルである。 Charles Deutschによって設計され、 1963年から1965年の間にPanhardによって製造された自動車モデル。 CD Coupe(Charles Deutschの「CD」)は、Panhard DBコーチの後継者と見なされていた。

概要[編集]

シャルル・ドゥーチェ1962年DBを辞した後SERA-CDを起こし、パナールをベースとしたスポーツカーを作り続けた。この自動車はシャルル・ドゥーチェが独力で開発し、同年のルマンでクラス優勝を飾ったモデルの市販型である。

レーシングカーのレプリカにふさわしく鋼管バックボーンフレームで作られたシャシーに架装された、パナール車らしく独特な魅力のある車体はFRP製でマルセル・ユベールのデザイン、エンジンは第二次世界大戦後のパナール車に共通の空冷水平対向2気筒OHVで848ccしかなかったが、高い空力性能とハイギアリングにより最高速度は160km/hに達した。

すでに乗用車生産から撤退直前であった当時のパナールにはこのCDを発展させる余力は残っておらず、160台が生産された後、1965年に生産を終了した。

日本にはパナールのロードバージョンのクーペ型が少なくとも一台輸入されたが、CDは輸入されなかった。

歴史[編集]

1962年の パリモーターショーで 、パナールは6月に開催された24時間のルマンに参加したCDベルリネットの商用版を発表。

切断されたグランドツーリング非常に空力ボディ(を備えたシャーシビームCxの中= 0.22) ポリエステルを特徴とするチャネル低いバックなどが特徴。

製造上の問題の結果として、最初の車は1963年 4月に販売される。

2つのバージョンが提案された:

  • グランドツーリング(165 km / h) :キャブレター付きのPL17 Tiger 848ccエンジン。
  • ラリー(180 km / h) :2つのキャブレターを備えたPL17 Tiger 848ccエンジン。

Panhard CDの床に木製のステアリングホイールとカーペットがある場合、ハードギアボックス、不快なサスペンション、不十分な防音[要出典]

1965年 7月までに159台が生産された。

パナールCDの背面

参考文献[編集]

  • 二玄社 別冊CG「自動車アーカイブVol2 60年代のイタリア/フランス車編」ISBN 4-544-09172-1
  • バーナード・バーメイレン、 パナール、彼の戦後の車 、ETAIエディション、1995 ISBN 2-7268-8196-3

添付ファイル[編集]