ノート:深谷圭助

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深谷 圭助(ふかや けいすけ、1965年 - )は、愛知県刈谷市出身の教育者。 現在、立命館小学校教頭、博士(教育学)。「辞書引き学習法」の提唱者。ベネッセコーポレーション辞典企画アドバイザー、小学館国語辞典編集委員。


来歴[編集]

愛知教育大学教育学部小学校課程社会科卒、名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程修了。

愛知県刈谷市立亀城小学校時代、学び方研究に取り組み、付せんを活用した「辞書引き学習法」を開発する。

なお、この学習法は、有田和正(元筑波大学附属小学校教諭)の提唱した、小学校低学年からの辞書活用法を学び、それを発展したものと考えられる。

刈谷南中学校教諭を経て、2005年4月、立命館小学校設置準備室に赴任し、2006年4月に立命館小学校教頭。


「辞書引き学習法」とは[編集]

「辞書引き学習法」とは、主に、「国語辞典」を活用して学ぶ学習法と「漢字字典」を活用して学ぶ学習法をさす。

国語辞典を活用する「辞書引き学習法」は、かな文字を習い始める小学校1年生から国語辞典を与えることで、日常生活における疑問や、子どもの生活上で登場するものやことを調べさせ、自ら学ぶ態度や自ら学ぶ学び方を習得させようとする学習法である。

また、漢字字典を活用する「辞書引き学習法」は、漢字を習い始める小学校1年生から漢字字典を与えることで、漢字の部首に着目して、漢字を調べたり、系統的に覚える学び方を習得させ、自ら漢字を興味を持って学ぶ態度や漢字を読み書きする力をつける学習法である。

「辞書引き学習法」は、付せん紙に、辞書で調べた言葉を書き込み、辞書にはさむというプロセスに特徴があり、小学校1年生の児童でも、数千枚の付せんを辞書にはさむようになる。

従来、学習指導要領上では、小学校3~4年生からの指導することとなっていた辞典指導を小学校1年生から、しかも文字を教えるタイミングと同時に導入するというあまり例のない指導法であったが、『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』(すばる舎)の刊行以来、全国各地で、小学校低学年からの辞書指導を行う小学校、塾、家庭等があらわれるようになった。


著書[編集]

考える力がつく子ども地図帳〈日本〉 (草思社 2006年)

考える力がつく子ども地図帳(世界) (草思社 2007年)

7歳から『辞書』を引いて頭をきたえる(すばる舎 2006年)

辞書引き学習自学ドリル(国語辞典編)(MCプレス 2007年)

辞書引き学習自学ドリル(漢字辞典編)(MCプレス 2007年)

辞書引き学習自学ドリル(漢字辞典編2)(MCプレス 2007年)

国語脳ドリル 辞書引き王 (学研 2007年) 

立命館小学校メソッド (宝島社 2006年)

今の日本が見えてくる深谷式おとなの地理ドリル(宝島社 2007年) 

小学校1年生で国語事典を使えるようにする30の方法(明治図書出版 1998年)

辞典・資料がよくわかる事典 (PHP研究所 2007年)