ノート:大葉シダ植物

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項目名について[編集]

項目名について、本文にもある通り、文献により名称は異なり統一的な表記は存在しません。また、シダ植物やシダ類、大葉類などは歴史的に様々な範囲の分類群を指す用語として使われたため、非常に悩んだのですが、以下の理由でこの記事名にしました。

  1. Monilophyta (英名monilophytes)の直訳である「首飾植物」や「ネックレス様植物」は使用例が少なく、直感的でない。「モニロファイツ」という仮名転写も同様の理由で不適
  2. シダ植物」は小葉類も含む広義で用いられるのが普通であるため不適切
  3. 「シダ類」は広義のシダ植物(小葉類+大葉シダ類)を指すのか、大葉シダ類(トクサ類+マツバラン類+旧シダ綱)を指すのか、旧シダ綱(真囊シダ+薄囊シダ)を指すのか、旧シダ目(薄囊シダ)を指すのか文脈によって異なり、紛らわしいため不適切
  4. 「大葉シダ類」「大葉シダ植物」ともに用例があり、感覚としては前者の方がよく見る印象だが、裸子植物や被子植物などと同様に大分類の名称としてわかりやすいこと、Wikipediaの記事名でも「裸子植物」や「被子植物」が用いられており、同等の階級を指す語として統一感があること、monilophytesのphytesは植物の意であることから「大葉シダ植物」は記事名として適切であること
  5. 分類階級は流動的であり、近年はつけない傾向が顕著であるため従来の「シダ植物門」のような記事名は不適切であること

ただし、以下の点から、monilophytesに「大葉」という語を冠するのはベストではないのですが、他の問題点より軽微であるため、妥協できると考えました。

  1. 歴史的に「大葉類」は無葉類と楔葉類を含まない旧シダ綱を指す用語として用いられてきたこと
  2. マツバラン類およびトクサ類は「大葉」を持たないこと
  3. 大葉植物Euphyllophytaの大葉は多数回起源であり、シダ植物の大葉と種子植物の大葉は共有派生形質ではないこと

異論、意見等あればよろしくお願いいたします。--Kingfiser会話2021年3月21日 (日) 10:36 (UTC)[返信]