ノート:地下水

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地下水が水圧で動くという誤解に関する記述について[編集]

このあたり[1][2][3][4][5]の編集のやりとりについてなのですけれども、当方の意図を説明しておきます。自分が参考にした『地下水の世界』において榧根勇氏は「地下水は水圧では動かない」と題した一節を設け、地下水ポテンシャル概念について説明する前に、わざわざ「地下水は圧力変化に反応するが、地下水を動かしている力は圧力ではない」(前掲書p57)と断りを入れ、さらにアメリカのヒューバートが地下水ポテンシャルに関する論文の前書きで「地下水が水圧により動くという誤解が教科書にも見られる」と述べていることにも触れています。物理の素養のない(私のような)一般人にとって、何となく地下水は水圧で動くものという先入観がありますし、そうした誤解を防ぐためにも必要な記述ではないかなあ、と考えております。「地下水を動かしているのは水圧ではない」ということを水文科学の代表的研究者の一人と考えられる榧根先生が強調してるということは、百科事典にもそのことを書いてもよい(むしろ書くべき)ってことにつながるのではないかなどと思ってみたりするのですが、どうなんでしょう。最後に、自分は水理学のド素人ですので、もし突拍子もないことを述べているのであれば予めお詫び申し上げておきます。ではでは。--shimoxx 2007年12月29日 (土) 15:01 (UTC)[返信]

2週間ほど待ってみましたがご異論もないようですので、誤解に関する記述を戻しておきます。--shimoxx 2008年1月12日 (土) 15:29 (UTC)[返信]

このノートを見落としてました。私の編集に対する議論だと思いますが、コメント欄にも書いたように、貴殿の文章に二度書き部分や文学的修辞法が含まれるので、百科事典であるWikipediaにはそういう部分は必要ないとして削除しました。また、高校で習う質点物理学の力学方程式(ベクトル式)は、エネルギー保存則の2回微分で第2項以降を近似的に0ベクトルとしたF=ma(Fとaはベクトル)としていて、その方程式に慣れた人向けに地下水が『「水圧」という力(ベクトル)を受けて動いているのではない』と言ってるのかも知れませんが、入門書にそのような記述があったとしても、誤解を生むので必要ないと思います(物理の話なのに、化学の『「質量保存の法則」に基づいている』と書いているようなトンチンカンな著者の文を出典には出来ない)。それと、「ポテンシャル流れ」は、分かり易さを追求して地下水のエネルギー保存則を近似した概念ですが、「なぜ近似できるか」について突っ込まないと地下水物理の本来的な説明にはなりません。一応、Wikipediaが一般向けなのでそこについては割愛しても構わないと思いますが、貴殿が出典とした本に書かれていること全てを信じて書き込むのはやめた方がいいと思います。ということでリバートします。--もね~るmoner 2008年1月12日 (土) 22:48 (UTC)[返信]

自分が参考にした書籍の著者は榧根勇氏でして、経歴をみる限りでは十分信頼に値する方だ(水文学や地下水の教科書を多数執筆されてますんで、むしろ斯界の第一人者の一人てな印象を受けます)と思うんですけれども、自分が参照した書籍(『地下水の世界』NHKブックス、1992)は信頼できる情報源には当たらないと考えるべきなんでしょうか。--shimoxx 2008年1月13日 (日) 11:22 (UTC)[返信]

NHKの本は一般向けになっており、分かり易さを追求してしまって「その記述はちょっと科学を曲解してしまうのでは...」ということがよくあります。そのため、どんなに権威の人が書いたとしても、科学的には誤解を与えかねない記述になっていることがしばしばです。
この概念は、電流温度と同様に質量保存の法則に基づいている。』という記述が私の編集前にありましたが、これは高校レベルでも間違いだと分かるもので、権威の人が書いたなんて思えないほどです。誤植と信じたいくらいです。
「ポテンシャル流れ」は既に記載してあるので、shimoxxさんが記載にこだわっているのは、「地下水は水圧で動かない」という一文だと思います。これは一般向けのキャッチコピーとみられ、科学的には「水圧のみで動くのではない」というべきだと思います。しかし、そのように書く意味を説明し始めると切りがないので、誤解を生まないためにもWikipediaレベルでは書かない方がいいと思います。因みに、地下水ポテンシャルは時間tの関数でもあり、重力ポテンシャルも圧力ポテンシャルも厳密にいうとtの関数になります。また、ポテンシャル流れについても、閉じた系ではないのでエネルギー保存則の適用が本来出来ません。全て、地下水を相手にする現場での近似だと思います。なので、キャッチコピーを使って一般向けに近寄ったり、物理的に突っ込み過ぎて書いたりしないで、今のレベルくらいが妥当なのかなと思っています。--もね~るmoner 2008年1月13日 (日) 22:42 (UTC)[返信]

なるほどよくわかりました。詳しいご説明どうもありがとうございます。
あと質量保存の法則云々の記述は榧根氏の著作にはなかった表現で、調べたら自分が書き加えていたことがわかりました。とんでもないことを書いてしまい申し訳ございませんでした。--shimoxx 2008年1月14日 (月) 03:50 (UTC)[返信]
日本地下水学会のURL変更に対応しました[編集]

日本地下水学会のURLが、http://jagh.jp に変更されています。 リンク切れ状態でしたので、変更して置きました。--みぃにゃん 2011年11月8日 (火) 16:14 (UTC)[返信]

化石水の説明について[編集]

この「地下水」の記事では、太古の塩水ときじゅつされていますが。
オガララ帯水層のページでは、氷河の氷由来と説明されています。
また、インドの化石水という報道、もありました。おそらく、世界各地にある、古い地下水のことを説明すると、化石水と、いう記述になるのではないでしょうか? おもに、地下滞水層に流入する雨水がない。という状況の地下水を、化石水と言うのではないでしょうか? 当然ですが、(浸透)流入する雨水がないから、太古の水です。そのあたりの定義の出典はありますか? TACAR会話2013年2月6日 (水) 06:31 (UTC)[返信]

  • 調べ終わっていないので、お返事にならないかも知れませんが、
日本の南極探検隊の調査も含めて、南極には太古の水があるといいます。サハラの地下水は、やはりかなり古いのですが…化石湖のレベルよりは新しいとか言う報告書(30年以上前の呼び方なら報文)も読んだ覚えがありますが、何れも、専門雑誌とは言え、オリジナルではなく引用だったので、黙っていました。
以前から、当然過ぎて、しかも飲用不適なので、此処に持ち込まなかった情報としては、油田の深層には地下水が有ります。
わたしは、飲めるほうの古い由来を持つ地下水は、呼び方に拘らずに太古の水と認識していましたが…。
地下の水資源、“化石水”が枯渇する?(ナショナルジオグラフィック)など、化石水と言う呼び方をWebでも読む事が出来ます。
井戸に関する本を少し読んだ程度だと、化石水と言う言葉は見かけても、定義は聞いた事がありませんので、どなたかご存知なら、教えていただき思っています。
ただ、全世界的な化石水と言う定義が無ければ、表現のユレはある様に思います。--みぃにゃん会話2013年2月6日 (水) 16:25 (UTC)[返信]