ノート:ケセン語

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ケセン語はいはゆる「トンデモ」のたぐひではないです。學術的にも評価されてゐるものです(よね)。獨自の研究で、あれだけのものをつくりだせるのだから、「観点」がはられるのも當然か、といひながら、わたしが加筆しないのは、加筆訂正するだけの知識がないためです。--壽日 2006年3月14日 (火) 07:05 (UTC)[返信]

ケセン語とは岩手県気仙地方(旧気仙郡)すなわち、現在の大船渡市、陸前高田市、住田町、釜石市に編入された旧唐丹村で現在話されている言語(方言)のことである。気仙沼の方言であると定義されてはいない。ただし、宮城県気仙沼市は岩手県気仙地方とは隣接した土地であり、どちらも旧仙台藩に所属し、生活環境も似ていることから、気仙沼方言はケセン語と非常によく似ている。ケセン語の使用人口は7万4000人。微小言語と言ってよい。方言学的には本土方言の中の東部方言、その中の奥羽方言の、南奥方言に属し、旧仙台藩の北東の端に位置している。アクセント形式による分類では、東京式アクセントの第二種に属し、しかもそれからかなり離れた特殊アクセントとして分類されている。シとス、チとツ、ジとズとヂとヅを区別せず、一音節の中に二つの母音成分を持つ二重母音を有し、また対応する共通語の語中のカ行とタ行の音が濁音化するなどの音韻上の特徴を持つ。したがってガ行の濁音と鼻濁音とは明確に対立する。否定疑問文に対する「はい・いいえ」の応答形式が共通語とは反対になるなどの特徴もある(この現象は九州・南西諸島・沖縄にも見られる)。
従来の方言研究は、たとえば「カタツムリ」の方言の全国分布を調べるというように、特殊な事象についてその地域差を研究するというのが主であって、一地方の方言をひとつのまとまった言語の総体としてとらえて総合的体系的に研究記述するということはほとんどなかった。これに対して、ケセン語研究は、気仙地方の言語を一個の独立言語のごとくに見なして、これにケセン語という名を与え、文字を考案し、正書法を工夫し、独自の文法体系を整備構築し、アクセントの法則を樹立するなど、これまでの方言研究にはあまり見られなかった総合的な研究である。
これゆえに学史的にも意義のある仕事だと認められ、1986年に著された文法書兼教科書「ケセン語入門」(山浦玄嗣)は同年の日本地名学会「風土研究賞」を与えられた。2000年に出版された同著者の「ケセン語大辞典」はこの研究の集大成で、B5判2800ページ、上下2巻、「文法編」と「語彙編」にわかれ、収載語彙数3400語、すべての項目に豊かな用例をつけた作品で、同年、岩手日報文化賞を与えられた。また、こうして完成されたケセン語正書法を駆使して文学作品も生み出されており、同著者の「ケセンの詩(うだ)」は1988年の岩手県芸術選奨を授与されている。地元の気仙地方には「劇団ケセン」(旧名・ケセン語劇団「竃けァし座」)も活躍中で、自分たちの言葉による新しい文化を育てようと真摯な取り組みが長年にわたって続いている。
さらに2002年から2004年にかけて新約聖書の四つの福音書を古代ギリシャ語の原典からケセン語に直接翻訳する仕事がなされた。これは正文をケセン式ローマ字によってつづり、副文を一般読者にも読みやすいように工夫した漢字仮名交じり文で書き、これを見開きの左右に配し、巻末に詳しい解説を施し、また全編を著者が朗読したCDをつけている。これによって生きた言語の音声資料としての意味も十分に付与された。政治と文化の中心から遠く離れた一地方の方言でこれに匹敵する膨大な文学資料を持つものはない。従来の直訳体の日本語訳の聖書では理解が困難であった多くの個所が活き活きとした生活の言葉で語られ、聖書の理解に役立ったとして、全国のキリスト教界の注目を浴びている。これによって、2004年、著者とその仲間の気仙衆28名がバチカンに招かれ、時の教皇ヨハネ・パウロ二世に「ケセン語訳新約聖書・四福音書」を直接献呈して祝福を受けた。--山浦玄嗣 2006年9月4日(月)以上の署名の無いコメントは、61.197.84.141会話履歴whois)氏が[2006年9月4日 (月) 12:37]に投稿したものです(Damenaによる付記)。
ケセン語は山浦先生の独自の研究で「つくりだした」ものではありません。仙台藩が成立して以来、多くの学者や郷土史家たちが取り組んだ積み重ねの上に山浦先生のケセン語文法があります。内容的にも金野菊三郎先生の「気仙方言辞典(文法編)」を踏襲しています。山浦先生の独創と呼べるものは、文法の解析よりも、文法・音韻規則を活かした表記法の考案にあると思います。(2006年12月19日(火))以上の署名の無いコメントは、210.164.1.71会話/whois)氏が[2006年12月19日 (火) 12:45 (UTC)]に投稿したものです(Damenaによる付記)。[返信]
大幅に削除しました。明確な独自の研究であるからです。wikipediaで自己主張、批評を繰り広げてはいけません。122.24.22.153 2008年7月26日 (土) 05:43 (UTC)[返信]


「ケセン語」の「正書法」に関するウェブページ?[編集]

山浦玄嗣さんの『ケセン語入門』や『ケセン語の世界』などに採用させたケセン語の正書法(ラテン文字版と漢字かな交じり版)を学習できるウェブページは無いですか。--Yes0song 2007年11月10日 (土) 09:45 (UTC)[返信]

In the English Wikipedia[編集]

Hi,

There's a discussion about this article in the English Wikipedia: en:Talk:Kesen language.

Any help will be appreciated. Thanks. --2008年3月10日 (月) 07:34 (UTC)