ノート:エチオピアの歴史

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Template:ハム族とセム族 伝承上のものと、或る時期に想定されていたがその後に否定されたもの(ハム語系)とが、ゴチャ混ぜにされていませんか? 地図に勢力圏が緑色で着色されている「セム」にELAMが含まれていたり、桃色に着色されている「ハム」にSidonやCanaanが含まれていたりするのは、ユダヤ教的な伝承上のもので、ハム語系とは全く関係ないはずです。 ユダヤ教的な判別基準では、歴史上対立関係にあった集団をハム、バビロン虜囚前後に同盟的・協力的だった集団をセム、よく知られているが利害の薄い集団をヤペテのそれぞれ末裔とする系統と分類する傾向があり、 Elamは言語的・系譜的に系統不明、バビロン虜囚を開放したペルシャと混同してセム系、 ナイル~アカバ湾~シリアにかけての勢力争いで敵対した集団は、言語的に何であれ、すべてハム系としている。アモリ、バビロニア、シドン等は言語的にセム語だが、ハム系と分類している。 こういうユダヤ教史観での分類基準と、アフロアジア語群内の小分類とを、同一文脈でごちゃ混ぜにするのは、良くないのではないか? 特に「ハム語」というのは、言語学からも、民族の集団の相互関係・分岐からも否定されているものだから、「伝承上のハム系の集団」は有り得ても、「ハム語系」はいかなる場合にもふさわしくないものだろう。