ノート:おたく/subj/Hentaiの意味

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Hentai の意味[編集]

この「英語化するオタク用語」の項目で、Hentaiの2つ目の意味に「アニメっぽい絵の尊称」という定義が掲載されているのですが、この意味はかなり稀な例かと思われます。どちらかというと死語のような感じです。

元々アメリカ人の日本マニア同士がマンガっぽい絵柄の絵を(ある種の敬意を含んだ意図で) Hentai と呼んでいた時期もあったようです。しかし、Hentai がアメリカ国内だけで使われる言葉ではなくなり、ちゃんとした世界中の報道機関が「性表現が逸脱した日本製コミック」という(ような)定義で使うようになったため、Hentai は殆ど当項目の1つ目の意味でのみ使われる言葉になっています。つまり、Hentai は基本的に(「子どもには見せたくない」というような)軽蔑的な意味であり、少なくても芸術的エロチシズムという意味で使われることはありません。

Yahoo!アメリカ版のカテゴリに含まれているのは、(恐らくですが)ここまで Hentai が一般化する前に作られたものだからなのでしょう。逆説的に、GoogleやAltavistaなどで Hentai をイメージ検索すれば、まず間違いなく性表現を用いたマンガ(イラスト)やポルノ画像がヒットします。しかも、Altavistaでは「これはアダルトカテゴリになりますが、よろしいですか」的なメッセージが表示され、年齢確認の同意が求められます。

一部では日本のマンガ文化を江戸期の浮世絵に代表される文化と結び付けようとする思想潮流があります。しかし、日本人が思っているほどは海外のオタクたちは日本の伝統文化に敬意を示してはいません(ソースはありませんが実体験です)。確かに、日本の文学や伝統文化、風習、思想などに興味がある一部の日本オタク(Japanphile)の中には Hentaiが好きな人もいますから、そういう人だけに注目すれば Hentai が芸術的エロチシズムとして受け入れられているように思えますね。

でも、海外の殆どのマンガ好きは(アニメの項目にもあるように)海外の出版社が加筆修正して現地化したものを読んでいるわけで、その修正済みマンガには日本を感じさせる描写が結構消されています(そもそも余りにも日本的な作品は出版されませんし)。つまり、普通にマンガやアニメに接しているだけでは、その作品の輸出国である日本が物語の背景として見えてこないのです(但し、韓国のように翻訳する以外の特別な修正を加えない国もありますが)。

確かに非合法な手段で輸入された作品(と一部の直輸入作品)には日本語が残っているので、それが日本製だとは分かるでしょう。しかし、その殆どは(「魅力的」でしょうが)「芸術的」とは言えない作品が殆どです。要するに、芸術的なんて表現な生ぬるいくらい直接的かつ暴力的なほどの性表現を含む作品が Hentai として輸入されるわけです(いや、それを否定する気は毛頭ありませんが、事実として純粋な芸術とは捉えられない作品が殆どです)。

この現状で、どうやって海外の人々が「日本の芸術絵画文化」の意味で Hentai という言葉を捉えることが出来るのでしょうか。

と、まぁそんな感じで2つ目の定義の削除を求めたいのですが、勝手に消すと編集合戦になるかも…と思ったので長文で削除理由を説明させて頂きました。

--219.167.21.17 2006年3月5日 (日) 16:45 (UTC)[返信]