ニューミンスター

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ニューミンスター
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1848年
死没 1868年
タッチストン
ビーズウイング
生国 イギリス
生産者 William Orde
馬主 Earl of Eglinton
調教師 J.Fobert
競走成績
生涯成績 6戦2勝(諸説あり)
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ニューミンスターNewminster1848年 - 1868年)は、イギリス競走馬である。19世紀中ごろに活躍し、種牡馬としては大きく成功した。全兄に2000ギニーに優勝したNunnykirkがいる。

ニューミンスターの血統背景はスタミナの申し子とも言えるもので、父はアスコットゴールドカップドンカスターカップを連覇し、種牡馬としても成功したタッチストン、母も64戦して51勝、ドンカスターカップを4度勝ち、アスコットゴールドカップにも優勝したビーズウイングである。つまり両親合わせて当時長距離のカップレースとして権威の高かったアスコットゴールドカップとドンカスターカップを9回も獲得していることになる。

このような血統背景で生まれたニューミンスターだったが、体質が悪くわずか2勝に終わり(全10戦だとか3勝したという説もある)競走馬としてはそれほど優れてはいなかった。とはいえ当時エプソムダービーよりも重視されていたセントレジャーステークスに優勝しており水準以上の競走成績は収めている。種牡馬入りすると真価を発揮し、同時期にストックウェルリーディングサイアー7回)がいたため1859年と1863年の2度しかイギリスリーディングサイアーにはなれなかったが、数多くの活躍馬を輩出した。

おもな産駒[編集]

  • ハーミット(エプソムダービー、英リーディングサイアー7回)
  • サビヌス(アスコットゴールドカップ、ケンブリシャーステークス)
  • ニューキャッスル(ドンカスターカップ)
  • ムズィード(エプソムダービー)
  • アドヴェンチュラー(英リーディングサイアー)
  • ロードクリフデン(セントレジャーステークス、英リーディングサイアー2回)
  • ネメシス(1000ギニー)
  • カンバスカン(東欧輸出、キンチェムの父)

血統表[編集]

ニューミンスター血統タッチストン系 / Beningbrough5×4=9.38% Trumpator5×4=9.38%) (血統表の出典)

Touchstone
1831 栗毛
父の父
Camel
1822 黒鹿毛
Whalebone Waxy
Penelope
Selim Mare Selim
Maiden
父の母
Banter
1826 黒鹿毛
Master Henry Orville
Miss Sophia
Boadicea Alexander
Brunette

Beeswing
1833
Dr.Syntax
1811
Paynator Trumpator
Mark Anthony Mare
Beningbrough Mare Beningbrough
Jenny Mole
母の母
Ardrossan Mare
1817
Ardrossan John Bull
Miss Whip
Lady Eliza Whitworth
Spadille Mare F-No.8


外部リンク[編集]