ニシ・スポーツ

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株式会社 ニシ・スポーツ
NISHI Athletic Goods Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
136-0075
東京都江東区新砂3丁目1番18号
設立 1951年5月
業種 その他製品
法人番号 8010601026294 ウィキデータを編集
事業内容 陸上競技機器、ウエア・トレーニング機器の製造販売
代表者 代表取締役社長 松田卓巳
資本金 2400万円
純利益 1億5694万8000円
(2023年12月期)[1]
総資産 29億7824万8000円
(2023年12月期)[1]
従業員数 127名(平成30年3月現在)
主要株主 アシックス 100%
関係する人物 西貞一
外部リンク https://www.nishi.com/
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株式会社ニシ・スポーツは、東京都江東区に本社を置く、陸上競技機器、ウエア・トレーニング機器の製造販売などを行う企業。資本金は2400万円。投てき器具は IAAFに承認器具に認定されている。

販売する製品やサービスは"NISHI"とブランド名が表記される、機材類はブロック体、ウェア類は手書き風の崩した文字である。

沿革[編集]

陸上競技選手(短距離走)で1932年ロサンゼルスオリンピックに出場経験のある西貞一によって創業された[2]

  • 1951年5月 - 新宿区百人町にて開業。
  • 1952年12月 - 新宿区歌舞伎町に移転。
  • 1958年4月 - 有限会社西スポーツ用具社に改称。資本金は200万円。
  • 1966年6月 - 渋谷区原宿に移転。資本金を400万円に増資。
  • 1974年2月 - 株式会社ニシ・スポーツに改称。資本金は800万円。
  • 1983年2月 - 資本金を2400万円に増資。
  • 1987年4月 - 大阪営業所を開設。
  • 1988年8月 - 株式会社アシックスが資本参加。同社のグループ企業となる。
  • 1990年1月 - 札幌営業所開設。
  • 1991年1月 - 福岡営業所開設。
  • 1993年1月 - 名古屋営業所開設。
  • 1994年12月 - 本社を江東区亀戸に移転。
  • 1995年2月 - 広島営業所を開設。
  • 1996年1月 - 仙台営業所を開設。
  • 2002年7月 ‐ The Century International GOLD Quality Era Awardにおいて金賞を受賞。沢野大地選手と契約。
  • 2012年4月 - 四国事業所を開設。
  • 2014年4月 - 本社を江東区新砂に移転[3]
  • 2017年4月 ‐ 日本陸上競技連盟の陸上競技用機器・器具及びトレーニング機器・器具のオフィシャルスポンサーとなる(2021年まで)。
  • 2017年8月 ‐ ロンドン世界選手権にて、男子ハンマー F201、女子ハンマー F210A、男子砲丸 F251 F251C、女子砲丸 F253 F253C、男子円盤 F331A、女子円盤 F333A、の8製品が使用される。

取扱商品[編集]

  • ハードル
  • ダンベル
  • メディシンボール
  • ウエア
  • 陸上競技用電子機器
  • 陸上競技専用機器
  • トレーニング機器
  • ロードレース計時システム

など

国際競技大会 採用実績[編集]

1985年 8月 神戸・ユニバーシアード ナショナルサプライヤー
1987年 8月 ローマ・世界選手権 器具採用
1988年 9月 ソウル 器具採用
1989年 9月 バルセロナ・ワールドカップ 器具採用
1990年 6月 北京・アジア大会 「投てき器具」公式採用
1991年 8月 東京・世界選手権 ナショナルスポンサー
1992年 7月 バルセロナ 器具採用
  7月 ソウル・世界ジュニア選手権 器具採用
1994年 10月 広島・アジア大会 ナショナルサプライヤー
1995年 8月 福岡・ユニバーシアード ナショナルサプライヤー
1996年 6月 アトランタ 「投てき器具」公式採用
1998年 7月 福岡・アジア選手権 ナショナルサプライヤー
1999年 3月 前橋・世界インドア−選手権 ナショナルサプライヤー
  8月 セヴィリア・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2000年 9月 シドニー 「投てき器具」公式採用
2001年 5月 大阪・東アジア大会 用器具採用
  8月 エドモントン・世界選手権 「投てき器具」公式採用
  10月 サンチャゴ・世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
2002年 7月 キングストン・世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 コロンボ・アジア選手権 「投てき器具」公式採用
  9月 釜山・アジア大会 「投てき器具」公式採用
  9月 マドリッド・ワールドカップ 「投てき器具」公式採用
  9月 ミュンヘン・ヨーロッパ選手権 「投てき器具」公式採用
2003年 8月 パリ・世界選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 大邱(テグ)・ユニバーシアード 「投てき器具」公式採用
2004年 8月 アテネ 「投てき器具」公式採用
2005年 8月 ヘルシンキ・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2006年 3月 メルボルン・コモンウエルス大会 「投てき器具」公式採用
  7月 マカオ・アジアジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 イエテボリ・ヨーロッパ選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 北京・世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  9月 アテネ・ワールドカップ 「投てき器具」公式採用
  12月 ドーハ・アジア大会 「投てき器具」公式採用
2007年 8月 大阪・世界選手権 ナショナルサプライヤー
2008年 7月 ビドゴシチ世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 北京 「投てき器具」公式採用
2009年 8月 ベルリン・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2010年 3月 ドーハ・世界室内選手権 「投てき器具」公式採用
  7月 モンクトン・世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 シンガポール・世界ユース 「投てき器具」公式採用
2011年 7月 リール・世界ユース選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 大邱(テグ)・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2012年 8月 ロンドン 「投てき器具」公式採用
2013年 7月 ウクライナ・世界ユース選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 モスクワ・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2014年 7月 ユージーン・世界ジュニア選手権 「投てき器具」公式採用
  7月 グラスゴー・コモンウェルス大会 「投てき器具」公式採用
  8月 南京・世界ユース 「投てき器具」公式採用
  9月 仁川・アジア大会 「投てき器具」公式採用
2015年 7月 光州・ユニバーシアード 「投てき器具」公式採用
  8月 北京・世界選手権 「投てき器具」公式採用
2016年 7月 アムステルダム・ヨーロッパ選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 リオ・デ・ジャネイロ 「投てき器具」公式採用
2017年 3月 セルビア・ヨーロッパ室内選手権 「投てき器具」公式採用
  8月 ロンドン・世界選手権 「投てき器具」公式採用


出典[編集]

  1. ^ a b 株式会社ニシ・スポーツ 第68期決算公告
  2. ^ 「挑戦者たち(5)より遠く 鉄球に込めた技」『朝日新聞』、2019年1月7日。2021年3月15日閲覧。
  3. ^ 株式会社ニシ・スポーツ会社沿革[1]

外部リンク[編集]