ドラゴンクエストタクト
ジャンル | タクティカルRPG |
---|---|
対応機種 | iOS / Android |
開発元 | Aiming |
運営元 |
Aiming スクウェア・エニックス |
販売元 | スクウェア・エニックス |
シリーズ | ドラゴンクエストシリーズ |
運営開始日 | 2020年7月16日 |
売上本数 | 500万ダウンロード[1] |
『ドラゴンクエストタクト』 (DRAGON QUEST TACT)は、スクウェア・エニックスより配信されているスマートフォン・タブレット端末用ゲームアプリ。2020年7月16日サービス開始。基本プレイ無料(アイテム課金制)。ジャンルは「タクティカルRPG」で、ドラゴンクエストシリーズでは初のシミュレーションRPGとなる[2][3]。略称は「DQタクト」、「DQT」。Google Play ベスト オブ2020において、エキサイティング部門大賞を受賞。
ゲームシステム[編集]
なかまのモンスターを指揮し、敵との戦闘を楽しめる。 戦闘に勝利するとゴールド、経験値、各種アイテムがもらえたり、確率でモンスターが立ち上がってなかまになったりすることがある。
戦闘が行われる場所は、草原や海岸などのありふれた地形の他にも、歴代ドラゴンクエストシリーズの印象深いシーン(ボス戦など)を、精細なグラフィックとBGMで再現したものなど、多種多様なステージが存在する。 例えばDQ2イベントの「シドーの挑戦」の「ハーゴン」ステージは、FC版DQ2のハーゴンの神殿の玉座の間が3Dグラフィックで再現され、当時のBGMで戦闘することができる。
戦闘はAI戦とリアルタイム対人戦が存在し、どちらもターン制のコマンド操作バトルという基本的なルールは共通している。主な相違点として持ち時間の違いがある。AI戦は持ち時間が無制限のため長考して今は攻めるべきか回復すべきかなどをじっくり考えながら戦える。対人戦はコマンド操作に時間制限(初手30秒、2手目以降15秒)が設けられているため、よりスリリングな戦いを楽しめる。
ギルドに加入して他のプレイヤーと協力しつつ巨大ボスに挑む「巨大ボスバトル」や、ギルド対ギルドのチーム戦「ギルド大会」も不定期で開催される。
- 戦闘
- マス目状になったフィールドの上で行われる。プレイヤーは最大5体の仲間キャラクターを指揮し、敵キャラクターを全滅させるとステージクリアとなる[4]。
- キャラクターによって様々な「とくぎ」を持っており、敵の弱点を突くと有利に戦闘を進められる。仲間キャラクターは、チケットやジェムで引くことができるスカウト(ガチャ)か、イベントやストーリーを進めることで手に入れることが可能。
- ギルド
- 第1部5章9話をクリアすると解禁される。ギルドの設立には、300ジェム(ゲーム内の通貨)必要で、ギルドを設立した人がギルドマスターとなる。どこのギルドにも加入していなかったら、加入申請して加入することができ、自動申請のギルドだったら、申請することなく加入できる。
- ギルドを脱退したい時は、ギルド情報画面内のギルド詳細タブから脱退できる。脱退後はしばらくの間だけギルドの加入や設立ができない。また、ギルドマスターはメンバーの追放することができたり、チャット機能でメンバーと自由に会話したりできる。ギルドに加入しているときに冒険すると、消費スタミナと同量の貢献ポイントがもらえる。
- タクトポイント
- 敵を倒したり、レベルを上げたりすると、ポイントがもらえ、そのポイントで交換所でアイテムが買える。他に限定カードやメタルカードがあり、通常よりタクトポイントが貯まりやすい。
ストーリー[編集]
「オルクステラ」はかつて、邪悪な魔王によって危機に陥るが、平和になった。
それから時が流れ、再びオルクステラに魔の手が迫っていた。一人のニンゲンがモンスターを指揮するふしぎなタクトを託され、ピンクモーモンのモナンやスライムのスラクトと一緒に冒険に出発する[5]。
登場人物[編集]
- マスター(デフォルト名/変更可)
- 本作の主人公。ふしぎなタクトを使い、仲間モンスターに指示を出す事ができるニンゲン。
- モナン
- 頭に赤いリボンをつけたピンクモーモン[6]。倒れていた主人公に興味を持ちついてくる。語尾に「なの」をつける話し方をする。
- スラクト
- 戦闘は苦手だが物知りなスライム。背中にふしぎな力を持った巻物を背負っており、これにモンスターの情報が浮き出るので、これを利用してモンスターの情報を知ることができる。
- ガルネ
- イブリ村の長老。古びたキラーマシンの風貌をしている。
- リンダ
- モンスターが集う酒場を経営するリップス。
アプリ更新履歴[編集]
App StoreおよびGoogle Playにてアプリが配信されている。
配信日 | バージョン | 主な更新内容 |
---|---|---|
2020年2月27日 | β版[7] | クローズドβテスト版 |
2020年7月16日 | 1.0.0[8] | 正式サービス開始 |
2020年11月6日 | 1.3.0[9] | 英雄登場、防具登場 |
2020年12月9日 | 1.3.3[10] | ランク6解放 |
2020年12月28日 | 1.4.0[11] | とくぎ強化演出のスキップ機能を実装 |
2021年2月18日 | 1.5.0[12] | オート時に使用するとくぎのON/OFF選択機能を実装 |
2021年4月26日 | 1.7.0[13] | ランク7解放 |
2021年6月1日 | 1.8.0[14] | 才能開花を実装、開花の扉を実装 |
2021年7月16日 | 2.0.0[15] | 追憶を実装、自動周回機能を実装、戦闘中のメニューに「再戦」を追加、ホーム画面に任意のキャラクターを表示する機能を実装、任意のランクまでまとめてランクアップできる機能を実装 |
2021年9月14日 | 2.1.0[16] | とくぎ強化で任意指定したレベルまでまとめて強化できる機能を実装 |
2021年11月9日 | 2.2.0[17] | ギルドを実装 |
2022年1月16日 | 2.3.1[18] | ギルド大会を実装 |
2022年2月1日 | 2.4.0[19] | 覚醒プラスを実装 |
2022年3月4日 | 2.5.0[20] | ギルド大会で模擬戦ができる機能を実装 |
2022年4月1日 | 2.5.1[21] | ランク8解放 |
2022年5月27日 | 2.7.0[22] | なかま図鑑を実装、後払いSPスカウト機能を実装 |
2022年7月16日 | 3.0.0[23] | 闘技場にリアルタイム対戦「ランクマッチ」機能を実装、追憶の消費スタミナを1/3へ変更、とくぎストック機能を実装、とくぎ強化書交換所を実装、大規模戦を実装 |
2022年9月27日 | 3.1.0[24] | 称号を実装、ギルド大会で予約アイコンを追加、そうびのソート時に錬金効果を参照するよう調整 |
2022年11月7日 | 3.2.0[25] | 選択式スキルパネルを実装、リアルタイム対戦「ルームマッチ」を実装 |
2022年12月26日 | 3.3.0[26] | 選択式スキルパネルのリセット機能を実装 |
2023年2月22日 | 3.4.1[27] | そうび錬金に錬金レベルを実装、自動周回の終了条件を指定する機能を実装 |
2023年7月16日 | 4.0.0[28] | すごろく場を実装、特性レベルの変更機能を実装、自動周回数を最大60回から100回へ変更、パーティーコピーの保存枠を80へ拡張 |
2023年9月11日 | 4.1.0[29] | ランク9解放 |
2023年10月31日 | 4.2.0[30] | 特性レベル変更機能や、パーティ全体のステータスを変えるそうびの効果を、編成の「なかま詳細」や「くらべる」に反映されるよう調整 |
2023年12月26日 | 4.3.0[31] | そうびのおすすめセット機能を強化 |
2024年1月16日 | 4.3.1[32] | 個人リーグ大会を実装、異世界情報局を実装 |
2024年4月25日 | 4.5.0[33] | 個人リーグ大会で防衛パーティを登録し直す際、すでに登録済みのパーティから編集できるように変更、総力戦でステージ間のそうび重複を可能とする |
その他[編集]
本作の公表前に、スクウェア・エニックスがAimingとともに本作の開発をしていることを知った人物が、Aimingの株式を買い付けていたというインサイダー取引が複数件判明している。
- 2019年11月下旬頃に情報を知ったスクウェア・エニックスの従業員(当時)は、その知人とともに、同年12月上旬から2020年2月上旬にかけてAimingの株式約16万2000株(約4720万円分)を買い付け、株式のインサイダー取引による金融商品取引法違反の疑いで2022年11月に逮捕された[34][35]。元従業員はミドルウェア関連の業務に関わっていた人物で、その知人もスクウェア・エニックスの過去作品に関わったことがある人物であった[36]。
- 2020年1月下旬頃に情報を知った中裕司は、Aimingの株式約1万株(約280万円分)を買い付け、同じく株式のインサイダー取引による金融商品取引法違反の疑いで2022年11月に逮捕された。中は2018年1月にスクウェア・エニックスに入社しており、2021年4月末に退社を報告していた[37]。
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “『ドラクエタクト』500万ダウンロード突破!ジェム1500個がもらえる記念クエストが開催”. ファミ通App. KADOKAWA Game Linkage (2020年7月27日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “ドラゴンクエストタクト 公式プロモーションサイト”. ドラゴンクエストタクト. スクウェア・エニックス. 2020年7月21日閲覧。
- ^ ドラゴンクエストタクト [@DQ_TACT] (2020年7月16日). "『#ドラクエタクト』の正式サービス開始を記念して下記イベントを開催中!". X(旧Twitter)より2022年11月18日閲覧。
- ^ “【配信開始】『DQ』シリーズ最新作『ドラゴンクエストタクト』リリース!正式サービス開始記念イベントも開催”. ファミ通App. KADOKAWA Game Linkage (2020年7月16日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ “『ドラゴンクエストタクト』物知りなスライムの“スラクト”など、個性豊かな登場キャラクターたちを紹介!”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2020年6月25日). 2022年11月18日閲覧。
- ^ さがさん (2020年6月25日). “「ドラゴンクエストタクト」に登場するキャラクター情報が公開に。事前登録も引き続き受付中”. 4Gamer.net. Aetas. 2022年11月18日閲覧。 “モナン 好奇心が旺盛でおしゃべり好きなピンクーモン。”
- ^ クローズドβテスト終了のお知らせ
- ^ 正式サービス開始のお知らせ
- ^ メンテナンスのお知らせ
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- ^ メンテナンスのお知らせ
- ^ アップデートのお知らせ
- ^ メンテナンスのお知らせ
- ^ “【速報】「スクウェア・エニックス」従業員だった男を逮捕 新作ゲーム開発でインサイダー取引 東京地検特捜部”. FNNプライムオンライン. (2022年11月17日) 2022年11月18日閲覧。
- ^ “新作ゲーム情報を基にインサイダー取引の疑い…スクウェア・エニックス元従業員含む2人が逮捕”. Game*Spark. (2022年11月17日) 2022年11月18日閲覧。
- ^ Seiji Narita (2022年11月17日). “スクエニ元従業員ら、インサイダー取引容疑で逮捕。『ドラゴンクエストタクト』開発元の株を、公表前の情報をもとに買い付けた疑い”. AUTOMATON 2022年11月18日閲覧。
- ^ Ayuo Kawase (2022年11月18日). “『ドラクエタクト』インサイダー取引の容疑で中裕司氏が逮捕。スクエニと係争していた、初期「ソニック」開発者”. AUTOMATON 2022年11月18日閲覧。
外部リンク[編集]
- ドラゴンクエストタクト
- ドラゴンクエストタクト (@DQ_TACT) - X(旧Twitter)