ツーク州議会銃乱射事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ツーク州議会(2012年)

ツーク州議会銃乱射事件は、2001年9月27日スイスツーク州ツークで発生した銃乱射事件

攻撃と被害[編集]

27日午前10時半(スイス時間)ごろ、警官を装い車で州議会に乗り付けたフリードリヒ・ライバッハが議場に侵入し約5分間にわたってアサルトライフル(Sturmgewehr 90[1])などを乱射した。一度立ち去った後、再び議場に戻り手榴弾を投げた[2][3]

14人の議員と州政府関係者が死亡、15人が負傷、ライバッハは犯行直後に自殺した[3][4]

動機[編集]

ライバッハは事件の2年前にバス運転手とトラブルを起こし、州を名誉棄損で訴えていたが、この請願が却下されたことが、事件の直接的な要因とされる[1][2]

なお、同月にアメリカで起きた同時多発テロとの関連は否定されている[1][2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c “'Grudge' behind Swiss gun massacre”. CNN. (2001年9月27日). オリジナルの2023年5月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230528085251/http://edition.cnn.com/2001/WORLD/europe/09/27/switzerland.shooting/index.html 2023年5月28日閲覧。 
  2. ^ a b c 林伸雄 (2001年9月28日). “銃乱射 14人死亡 スイス州議会”. 朝日新聞: p. 1 
  3. ^ a b 宮明敬 (2001年9月28日). “スイス州議会 男が銃乱射 14人死亡”. 読売新聞 
  4. ^ Igor Petrov; Ester Unterfinger (2021年9月27日). “スイスを震撼させたツーク州議会銃乱射事件”. Swissinfo. オリジナルの2023年5月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230528090109/https://www.swissinfo.ch/jpn/business/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%92%E9%9C%87%E6%92%BC%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B7%9E%E8%AD%B0%E4%BC%9A%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6/46981254 2023年5月28日閲覧。