ソラリオステークス

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ソラリオステークス
Solario Stakes[1]
開催国 イギリスの旗イギリス
競馬場 サンダウン競馬場
創設 1947年
2017年の情報
距離 芝7ハロン
(約1408メートル)
格付け G3[2]
賞金 賞金総額42,000ポンド[2]
出走条件 2歳牡馬・騸馬
負担重量 9ストーン1ポンド(約57.60kg
  • ※牝馬は3ポンド減量
  • ※G1・G2勝馬は5ポンド加増
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ソラリオステークス: Solario Stakes)は、イギリスの2歳サラブレッドによる重賞競走である。サンダウン競馬場の7ハロン(約1408メートル[2])で行われ、8月下旬から9月上旬に行われる。2014年の格付けはG3[2]

歴史[編集]

この競走は1947年に創設された。イギリスでグループ制が導入された後もしばらくはソラリオステークスはリステッドレースに格付けされていた。 その間、1970年代の終わりから1980年代にかけてヘンリー・セシル調教師が次々と勝ち馬を出しており、リファーズウィッシュ(1978年)、ザフォート(1982年)、オーソーシャープ(1984年)、サンキリコ(1987年)、ハイエステイト(1988年)、ビーマイチーフ(1989年)と6勝をあげている[3][4]。特にオーソーシャープは翌1985年に牝馬三冠を達成した。さらに翌年、1986年にソラリオステークスはG3に昇格した[3]

出世レースとしても知られ、レイヴンズパスキングマンマサートゥーダーンホットがこのレースを勝利したのちG1馬になっている。

レース名の由来[編集]

ソラリオは1920年代にアスコットダービーセントレジャーに勝ち、リーディングサイアーにもなった馬である[3][4]

スポンサー[編集]

かつてソラリオステークスは、サンダウン競馬場の「バラエティ・クラブ・デイ開催」に行われていた。これは慈善団体のバラエティ・クラブが毎年開催するチャリティ開催だった。2011年の開催はバラエティ・クラブの一環として「サンシャイン・コーチ・チャリティ開催」[5]として行われた。

2012年はバラエティ・クラブ・デイ開催が8月に移動になったため、ソラリオステークスの新しいスポンサーはキャンディ・キトゥン(Candy Kittens)になった。

2014年はヨーロピアンウェルス(European Wealth)がスポンサーになっている。

記録[編集]

最多勝利[編集]

歴代勝馬[編集]

*印は日本輸入馬を示す。

1947 - 1985年[編集]

  • 1947: Panair
  • 1948: Suntime
  • 1949: Scratch
  • 1950: Turco II

1986年 -[編集]

  • 1986: Shining Water
  • 1987: *サンキリコ
  • 1988: *ハイエステイト
  • 1989: Be My Chief
  • 1990: Radwell
  • 1991: Chicmond
  • 1992: White Crown
  • 1993: Island Magic
  • 1994: Lovely Millie
  • 1995: Alhaarth
  • 1996: Brave Act
  • 1997: Little Indian
  • 1998: Raise a Grand
  • 1999: Best of the Bests
  • 2000: King's Ironbridge
  • 2001: Redback
  • 2002: Foss Way
  • 2003: Barbajuan
  • 2004: Windsor Knot
  • 2005: Opera Cape
  • 2006: Drumfire
  • 2007: Raven's Pass
  • 2008: Sri Putra
  • 2009: Shakespearean
  • 2010: Native Khan
  • 2011: Talwar
  • 2012: Fantastic Moon
  • 2013: Kingman
  • 2014: Aktabantay
  • 2015: First Selection[6]
  • 2016: South Seas[7]
  • 2017: Masar[8]
  • 2018: Too Darn Hot[9]
  • 2019: Positive[10]
  • 2020: Etonian
  • 2021: Reach for the Moon
  • 2022: Silver Knott[11]
  • 2023: Aablan[12]


出典[編集]

  1. ^ 2014 International Cataloguing Standards Book”. www.tjcis.com. 2014年11月19日閲覧。
  2. ^ a b c d IFHA(国際競馬統括機関連盟) European Wealth Solario S.(2014年)”. www.horseracingintfed.com. 2014年11月4日閲覧。
  3. ^ a b c BettingDirectory Solario Stakes Betting”. www.betting-directory.com. 2014年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月4日閲覧。
  4. ^ a b HRUK Solario Stakes History”. www.horse-racing.co.uk. 2014年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月4日閲覧。
  5. ^ Sunshine Coaches”. www.variety.org.uk. 2014年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月8日閲覧。
  6. ^ 2015年ソラリオステークス”. Racing Post (2015年8月22日). 2015年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月30日閲覧。
  7. ^ 2016年ソラリオステークス”. Racing Post (2016年8月20日). 2016年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月21日閲覧。
  8. ^ 2017年ソラリオステークス”. Racing Post (2017年9月2日). 2017年9月2日閲覧。
  9. ^ 2018年ソラリオステークス”. Racing Post (2018年9月1日). 2018年9月2日閲覧。
  10. ^ 2019年レース結果”. Racing Post (2019年8月31日). 2019年9月1日閲覧。
  11. ^ 2022年ソラリオステークス”. Racing Post (2022年8月20日). 2022年8月21日閲覧。
  12. ^ 2023年ソラリオステークス”. Racing Post (2023年9月2日). 2023年9月3日閲覧。

外部リンク[編集]