セーラーズニット

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セーラーズニットとは、女子通学用セーラー服に着る専用の肌着である。

概要[編集]

日本全国の中学校高等学校での教育現場においては、旧来より男子は学生服または女子はセーラー服として採用されてきた。男子学生服においては、Yシャツなど指定されている学校が多いが、女子セーラー服の下着類に関しては、特に決まりがないのが現状であった。そこで、菅公学生服(尾崎商事)が学校現場や保護者の意見を参考に開発したのがはじまりとされる。

名称[編集]

セーラーズ

セーラーズニット

セーラーズインナー

など各メーカーによって、名称にばらつきはあるがセーラーズで統一されており、Vネックはすべて共通の形状である。

学校現場での使用[編集]

日本全国の中学校、高等学校でセーラー服の学校にて採用していることが多い。

また校則に指定している学校も多く見られ学用品の定番商品として幅広く定着をしている。

おもな製造販売メーカー[編集]

  • 菅公学生服(尾崎商事) セーラーズコンビニットシャツが正式名称である。
  • 瀧本(スクールタイガー)

その他、各学生衣料メーカーより多数販売されている。

着用の注意点[編集]

体操服の代用として、着用されるケースもあるが本来は下着の分類である為、異性等にむやみに見せるのは、性的な興奮を与える恐れがあり危険であるので、注意が必要である。

セーラー服のV襟に沿って設計されている為、胸元が開きやすくなっており、屈むなどした場合にバストの谷間が、露骨に出てしまうことがある。特にバストが発育(巨乳)している女子は、性的なコスチューム化になってしまう。

夏用の半袖は、通気性を重視して設計されており、かなり生地が薄い為透け具合が半端ない。その為、ブラジャーまたは直接着用(ノーブラ)した場合、ブラジャー及び乳首乳輪が透けてしまうので注意が必要になる。

脚注[編集]