スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント

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スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント
トーナメント情報
創設 1980年
開催地 静岡県
開催コース 東名カントリークラブ
基準打数 Par72(2019年)[1]
ヤーデージ 6572Yards(2019年)[1]
主催 スタンレー電気株式会社
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億2000万円(2023年)[1]
開催月 10月
最新優勝者
日本の旗 森田遥
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スタンレーレディスホンダゴルフトーナメントは毎年10月第1週から第2週にかけ、自動車機器及び電子機器製造販売を手がけるスタンレー電気の主催、自動車製造などを手掛ける本田技研工業の特別協賛、日本女子プロゴルフ協会公認による女子プロゴルフトーナメントである。2023年現在、賞金総額1億2000万円、優勝賞金2160万円[1]

概要[編集]

1980年スタンレーレディスプロゴルフトーナメント」としてスタート。1994年1995年は「エス・シー・レディスプロゴルフトーナメント」として行われたが、一時中断。その後2003年に再開され、静岡県裾野市東名カントリークラブを舞台に開催されている。

2019年の大会は令和元年東日本台風(台風19号)の接近のため、2日目(10月12日)の終日と最終日(同13日)の午前中は無観客試合とすると当初は発表されたが、その後12日は開催自体を中止し、13日の最終日も観客の安全と競技成立をさせる観点から、終日無観客で開催すると同時にインの9ホールに短縮して実施された[2]。2020年・2021年大会も新型コロナの影響で無観客で開催[3]

2022年の大会から『スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント』に名称が変更し、特別協賛に本田技研工業が含まれる[4]

テレビ中継・インターネット中継[編集]

2021年[編集]

2021年の当大会テレビ中継・インターネット中継は下記の体制で行われていた。いずれの中継も、日本女子プロゴルフ協会が制作した映像と音声をそのまま使用している[5]

インターネット中継

PGAツアーの公式動画配信サービス『GOLFTV』(有料)にて全試合ライブ配信される。日本女子プロゴルフ協会がJLPGAツアーの『GOLFTV』でのインターネット配信が決定したことに合わせて実施されている[6]

  • 1日目 - 10月8日 10:00 - 16:30
  • 2日目 - 10月9日 10:00 - 16:30
  • 最終日 - 10月10日 9:30 - 16:00
テレビ中継

CSデジタル放送のスカイA、及びBSデジタル放送のBS11にて録画放送された。スカイAは有料放送であるが、当該大会の中継については無料放送を実施している。

  • スカイA
    • 1日目 - 10月8日 19:00 - 22:30
    • 2日目 - 10月9日 19:00 - 22:30
    • 最終日 - 10月10日 19:00 - 22:30
  • BS11
    • 最終日 - 10月10日 19:00 - 20:55

2022年[編集]

2022年からは放映権が日本テレビ放送網へ移り、同系列「地上波」で中継されている[7]

テレビ中継
  • 地上波「日本テレビ系列」
    • 2日目 - 10月8日 14:00 - 15:00
    • 最終日 - 10月9日 13:30 - 14:50
  • BS放送「BS日テレ
    • 2日目 - 10月8日 15:00 - 16:30/19:00 - 20:54(録画)
    • 最終日 - 10月9日 12:00 - 13:30/14:47 - ※地上波終了後のリレー中継
  • CS放送「日テレジータス
    • 初日 - 10月7日 13:30 - 16:30
    • 2日目 - 10月8日 8:00 - 11:15
    • 最終日 - 10月9日 7:30 - 10:30
インターネット中継
  • 『GOLFTV』・『DAZN』・『U-NEXT』での生配信放送が実施される。
    • 初日 - 10月7日 10:00 - 16:00
    • 2日目 - 10月8日 10:30 - 16:30
    • 最終日 - 10月9日 9:30 - 15:00

過去の放送[編集]

2019年までは、最終日のみテレビ東京系列6局並びにBSデジタル放送BSテレ東で放送されていた(大会再開直後は同じくBSデジタル放送のBS-iで放送されていた)。また地元の静岡放送TBS系列)でも放送されていた。

2020年は、CS放送のスカイAでの放送、及びスタンレーレディス公式Youtubeチャンネルによるインターネット中継のみで実施された[8]

歴代優勝者[編集]

スタンレーレディスプロゴルフトーナメント
開催年 優勝者名 備考
1980年 日本の旗 吉川なよ子
1981年 日本の旗 岡本綾子
1982年 日本の旗 日蔭温子
1983年 日本の旗 吉川なよ子
1984年 日本の旗 鈴木志保美
1985年 中華民国の旗 呉明月
1986年 日本の旗 浜田光子
1987年 日本の旗 吉川なよ子
1988年
1989年 日本の旗 日蔭温子
1990年 日本の旗 安井純子
1991年 日本の旗 大城あかね
1992年 大韓民国の旗 李英美(イ・ヨンミ)
1993年 日本の旗 森口祐子
エス・シー・レディスプロゴルフトーナメント
開催年 優勝者名 備考
1994年 日本の旗 森口祐子
1995年 中華民国の旗 黄壁洵
1996年から2002年まで中断
スタンレーレディスゴルフトーナメント
開催年 優勝者名 備考
2003年 日本の旗 不動裕理
2004年
2005年 日本の旗 表純子
2006年 日本の旗 古閑美保
2007年 日本の旗 上田桃子PO 最終日が台風4号の影響により中止[9]
2008年 日本の旗 福嶋晃子
2009年 日本の旗 有村智恵 最終日は濃霧により9ホールに短縮して実施。[9]
2010年 大韓民国の旗 アン・ソンジュPO
2011年 日本の旗 有村智恵 優勝した有村が大会初日にアルバトロスホールインワンを達成。
また諸見里しのぶが最終日にハーフ最少スコア27及び1イーグルを含む8連続バーディーの日本新記録を達成。
2012年 大会初日が濃霧のため二度中断となりサスペンデッドに。この影響で大会2日目が中止。
また最終日も濃霧のため9ホールに短縮され結局27ホールで決着。
[9]
2013年 大韓民国の旗 姜秀衍英語版(カン・スーヨン)
2014年 大韓民国の旗 アン・ソンジュ
2015年 大韓民国の旗 イ・ボミ[9] 最終日は濃霧により9ホールに短縮して実施。
2016年 大韓民国の旗 アン・ソンジュPO[10] 2日目が降雨による中断の影響により9人しかホールアウトできずサスペンデッド。36ホールに短縮して実施[11]
2017年 日本の旗 吉田弓美子[12]
2018年 日本の旗 ささきしょうこ[13]
2019年 大韓民国の旗 黄アルム[2] 前述の通り令和元年東日本台風(台風19号)の接近により2日目が中止、最終日は無観客試合の上インの9ホールに短縮して実施[2]
2020年 日本の旗 稲見萌寧PO[14] 新型コロナ感染拡大防止のため無観客開催、台風14号の接近により2日目が中止、36ホール短縮
2021年 日本の旗 渋野日向子PO[15] 新型コロナ感染拡大防止のため無観客開催
2022年 日本の旗 小祝さくら[16]
2023年 日本の旗 森田遥[17]

PO プレーオフでの決着

出典[編集]

  1. ^ a b c d 大会概要スタンレー電気
  2. ^ a b c 黄アルム、今季初勝利「今年は優勝できないと思っていた」/国内女子 - サンケイスポーツ(産経デジタル)、2019年10月13日配信、2019年10月14日閲覧
  3. ^ 【2020年】スタンレーレディスゴルフトーナメント 無観客開催のお知らせスタンレー電気 JLPGA
  4. ^ スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント”. stanley-ladies-honda.com. 2022年9月25日閲覧。
  5. ^ BS11の録画中継では、三橋泰介による番組進行と独自画像を番組中継の一部に挿入している。
  6. ^ 国内女子ゴルフツアーが「GOLF TV」でネット配信 今週のスタンレーレディスから - スポーツ報知、2021年10月6日配信
  7. ^ 日本テレビ放送網株式会社. “日テレ系ゴルフ中継”. 日本テレビ. 2022年9月25日閲覧。
  8. ^ 2020年放映についてのお知らせ”. スタンレーレディス オフィシャルサイト. 2020年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月6日閲覧。
  9. ^ a b c d もはや敵なし イ・ボミが今季5勝目で年間最高賞金額を更新 - ゴルフダイジェスト・オンライン、2015年10月11日配信、2015年10月12日閲覧
  10. ^ アン・ソンジュがイ・ボミとのプレーオフ制しV 畑岡奈紗は4位フィニッシュ - ALBA.net、2016年10月9日配信、同日閲覧
  11. ^ アン・ソンジュPOでボミ破りV 畑岡は2差4位 - 日刊スポーツ、2016年10月9日配信、2016年10月10日閲覧
  12. ^ 吉田弓美子今季2勝目 藤本麻子とイ・ミニョン2位 - 日刊スポーツ、2017年10月8日配信、同日閲覧
  13. ^ ささきしょうこツアー2勝目、新垣比菜と全美貞2位 - 日刊スポーツ、2018年10月7日配信、同日閲覧
  14. ^ 稲見萌寧がプレーオフ制しツアー2勝目 原英莉花、小祝さくらは5位 - ALBA、2020年10月11日閲覧
  15. ^ 渋野日向子が涙の2年ぶりV プレーオフで3人を撃破 - ALBA、2021年10月10日閲覧
  16. ^ 小祝さくらが逃げ切りV、5カ月ぶり今季2勝目 一時3打差以内に10人の大混戦制す - 日刊スポーツ、2022年10月9日配信、同日閲覧
  17. ^ 森田遥が6年ぶり2勝目 安田祐香2位、原英莉花は28位 - ALBA、2023年10月8日配信、同日閲覧

外部リンク[編集]