ショートランド島

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座標: 南緯7度3分 東経155度45分 / 南緯7.050度 東経155.750度 / -7.050; 155.750

ショートランド島

衛星写真と、ソロモン諸島中の位置。左上(北西)隣の大きな島はパプアニューギニアブーゲンヴィル島
所在地 ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島
所在海域 ソロモン海
所属諸島 ショートランド諸島
面積 231 km²
最高標高 237 m
プロジェクト 地形
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ショートランド島 (ショートランドとう、Shortland Island) は、ソロモン諸島北西部の島で、ショートランド諸島最大の島である。

名はイギリス海軍ジョン・ショートランド同名の探検家の父、1739–1803)にちなむ。アル島 (Alu) とも呼ばれる。太平洋戦争中の1942年春には日本海軍が水上機基地を設営しており、連合軍が反攻の際に迂回したため終戦まで日本軍の支配下にあった。

人口は2000人 (1976)。

神話[編集]

ブイン島 (Buin Island) の神話では、かつてブイン島には火がなかったが、アル島にはあった。火の熾し方を知るために、小鳥がブイン島からアル島にわたり、人々が2本の木をこすり合わせて火を熾しているのを見て、そのやりかたをブイン島に伝えた[1]

出典[編集]

  1. ^ J・G・フレーザー青江舜二郎 訳)『火の起原の神話』「第五章 メラネシア」角川文庫 1971(原書: Myths of the Origin of Fire, 1930)