シボレー・オーランド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オーランドORLANDO)は、ゼネラルモーターズ(GM)がシボレーブランドで販売していた自動車である。

コンセプトモデル (2008-2009年)[編集]

2008年モンディアル・ド・ロトモビル2009年北米国際オートショーでコンセプトモデルとして発表された。

初代 (2011–2018年)[編集]

オーランド
フロント
リア
概要
製造国 大韓民国の旗 韓国
 ベトナム
ロシアの旗 ロシア
ベネズエラの旗 ベネズエラ
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
ボディ
乗車定員 5/7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.4/1.8/2.4L I4
ディーゼル:1.6/2.0L I4
変速機 5/6MT
6AT
車両寸法
ホイールベース 2,760mm
全長 4,650mm
全幅 1,835mm
全高 1,635mm
系譜
先代 大宇・タクマ 
テンプレートを表示

2010年のモンディアル・ド・ロトモビルで量産型が発表された。生産は同年10月からスタートされ、同年末~2011年初頭より欧州全域を皮切りに順次、発売。韓国市場においても韓国GMを介して2011年3月より発売が開始された(韓国語:「쉐보레 올란도」。読み的には「スェボレ オㇽランド」)。
また、2012年12月13日よりマレーシアにおいてもナザの傘下、ナザ・クエストから同名で発売を開始。1.8Lのみで、韓国からの輸入となる[1]

2013年登場の2014モデルにおいては、ドアミラー内蔵のターンレンズが採用され、新色と18インチアルミホイールも設定された。

2018年、韓国においてキャプティバとともに廃止され、両車の統合後継車として、エクイノックスが投入されることとなった。

メカニズム[編集]

クルーズプラットフォームをベースとし、141PSの1.8L ガソリンエンジンもしくは出力特性の異なる2種の2.0Lディーゼルエンジン(131PS、163PS)、140PSの2.0L LPGを搭載。なお韓国仕様については163PSのディーゼルと(韓国国内において税制面で有利な)2.0LのLPGのみを設定している。

ルーフラインを低く設計しながらも、後席に行くにしたがって座面が高くなる3列シートレイアウトを採用したことで、リヤシートに人が乗車しても視界を十分に確保している。また多彩なシートアレンジを可能としたことで、沢山の荷物をすっぽり収めることも可能としている。

インテリアには多くの収納スペースが用意されており、センターコンソールやドアトリム、リアカーゴエリアのみならず、ルーフにも用意。オーディオ裏面にも収納エリアが設けられ、運転席からも助手席からも手が届くようになっている。

2代目 (2018年-2023年)[編集]

オーランド
フロント
リア
概要
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 (上海GM)
販売期間 2018年 - 2023年
設計統括 上海GM
ボディ
乗車定員 5/7名
ボディタイプ 5ドアミニバン
エンジン位置 フロント[2]
駆動方式 前輪駆動[2]
パワートレイン
エンジン 1,349cc 直列3気筒ターボ[2]
最高出力 120 kW (163 PS) / 5,500 rpm[2]
最大トルク 230N・m / 1,800 - 4,400 rpm[2]
変速機 6速MT/AT
6速DCT[2]
車両寸法
ホイールベース 2,795 mm
全長 4,685 mm
全幅 1,805 mm
全高 1,630 mm
車両重量 1,415 kg[2]
系譜
後継 シボレー・ロバ RV
テンプレートを表示

2018年、中国にて発表、同市場専売車として販売を開始。製造は上海GMが担当する。

脚注[編集]

  1. ^ “シボレー オーランド 発表、月間販売200台見込む マレーシア”. カービュー. (2012年12月16日). http://www.carview.co.jp/news/2/178041/ 
  2. ^ a b c d e f g 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、2020年8月8日、188頁。ISBN 978-4-7796-4170-1 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

CHEVROLET ORLANDO - 韓国GM公式サイト