ザ・バーズ (双子歌手グループ)

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ザ・バーズ
出身地 日本の旗埼玉県浦和市
ジャンル ポップス
歌謡曲
テレビ・ドラマの主題歌
活動期間 1968年 - 1970年代前半
メンバー 豊田順子
豊田礼子

ザ・バーズは、豊田順子と豊田礼子の双生児姉妹のヴォーカル・デュオである。埼玉県浦和市(現:さいたま市)出身。1968年1月にレコードデビュー。TBS系列のテレビドラマ『アテンションプリーズ』の主題歌を含む5作のシングルを発表した。またNHKヤング101の第一期生として、NHK総合テレビジョン音楽番組ステージ101』に出演した。

メンバー[編集]

活動 [編集]

デビューから1970年代前半まで[編集]

1968年1月にテイチクレコードからシングル「ごめんなさいね」でデビュー。合計3作のシングルを発表した後、東芝音楽工業へ移籍し テレビドラマ『アテンションプリーズ』の主題歌(1970年8月25日)を含む2作のシングルを発表した。

1969年に結成されたNHKヤング101[1]に第一期生として加入して、ステージ1011970年1月10日の第一回放送から出演した。姉の順子は結婚の為に1972年3月29日まで、妹の礼子は1973年4月1日まで在籍した[2][注釈 1]

ヤング101の元メンバーとして[編集]

NHKホールで収録され1993年8月14日に放映されたNHKの『第25回思い出のメロディー』で、元メンバー15名と共に「涙をこえて」を披露。

2002年8月10日に大宮ソニックシティから生中継された『第34回思い出のメロディー』で、元メンバー24名と共に「怪獣のバラード[注釈 2]と「涙をこえて」を披露。

2003年10月21日夜、22日昼、夜の計3回にわたってBunkamuraシアターコクーンにて開かれたヤング101復活コンサート『ステージ101〜明日に架ける橋』に、元メンバー35名と共に出演[注釈 3]

2018年7月28日、NHKアーカイブスが開催した『ステージ101』スペシャル上映会に出席して、元メンバー13名と共に舞台挨拶を行なった[3]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

レコード会社
規格品番
発売日
名義 曲名 作詞 作曲 編曲
テイチク
US-561-J
'68年1月
ザ・バーズ A ごめんなさいね 中川加代子 吉田央
B すてきな悪魔 安井かずみ チップ・テイラー
テイチク
US-589-J
'68年6月25日
ザ・バーズ A 愛されたいの みおたみずほ 大六若元 近藤進
B さようならは夏の日に みおたみずほ 大六若元 近藤進
テイチク
US-637-J
'69年11月5日
ザ・バーズ A 或る夜の出来事 山口あかり 田辺信一 高見弘
B おしゃべりな指 山口あかり 田辺信一 籐健一
東芝
TC-1154
'70年8月25日
TV 映画オリジナルサウンド
アテンションプリーズ
ザ・バーズ
砂川啓介
A1 アテンションプリーズ
(主題歌)
岩谷時子 三沢郷 三沢郷
A2 砂川啓介「俺は飛ぶ」〈挿入歌) 岩谷時子 三沢郷 三沢郷
B 恋かしら なぜかしら
(副主題歌)
岩谷時子 三沢郷 三沢郷
東芝
ETP-2424
'71年5月5日
ザ・バーズ A 危険ないいわけ 有馬三恵子 鈴木邦彦 鈴木邦彦
B 運命的なわかれ 有馬三恵子 鈴木邦彦 鈴木邦彦

朝日ソノラマから『アテンションプリーズ』の3曲を収録したソノシートが発売された[4]。同時期に東芝音楽工業から、アルバム「テレビドラマ・シリーズ『アテンションプリーズ』歌とドラマ」(TC-7523)が発表され、これら3曲が収録された。

アルバム (ステージ101名義)[編集]

ザ・バーズまたは豊田礼子名義の曲(共名義を含む)が、以下のアルバム(EXPRESS/東芝音楽工業)に収録された。

CD[編集]

編集企画盤[編集]

  • 60’s ビート・ガールズ・コレクション : GSエイジのマドンナたち(テイチクエンタテインメント、TECN-25650)
    「或る夜の出来事」を収録。
  • 60′s ビート・ガールズ・コレクション Vol.2(テイチクエンタテインメント、TECN-25680)
    「愛されたいの」を収録。
  • 70's TVヒッツ・コレクション(テイチクエンタテインメント、TECD-25464)
    アテンションプリーズ」を収録。

ステージ101またはヤング101名義[編集]

ザ・バーズまたは豊田礼子名義の曲(共名義を含む)が、以下のCDに収録された。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ CD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)ライナーノーツ。
  2. ^ CD『ステージ101ベスト』(Ultra-vibe CDSOL-1043/44)ライナーノーツ。
  3. ^ NHKアーカイブス”. 2022年11月12日閲覧。
  4. ^ 『懐かしのソノシート世界』朝日ソノラマ、1996年11月30日、61頁。 

注釈[編集]

  1. ^ 礼子は1974年3月31日の番組最終回にゲスト出演して、ヤング101の現役メンバーと共に「マイ・マイ・マイ」のコーラスに参加した。NHKアーカイブスにて視聴できる。
  2. ^ 当日の録音は「怪獣のバラード 2002」としてCD『GOLDEN☆BEST / ステージ101 ヤング青春の日々』(Sony Music House MHCL240-1)に収録された。
  3. ^ 22日夜のコンサートは、後日、BS2で放送された。ザ・バーズはソロとして、ステージ101の第三代目の司会者で当日ゲスト出演したマイク真木と共演して、ステージ101のオリジナルソングの一つで真木が作詞作曲した「のんびり」を真木の弾き語りに合わせて披露した。
  4. ^ アルバム『ステージ101』(EXPRESS/東芝音楽工業 ETP-8069, 1971年4月5日)の復刻版。
  5. ^ アルバム『ステージ101 赤い屋根の家』(EXPRESS/東芝音楽工業 ETP-8172, 1972年4月25日)の復刻版。

参考文献[編集]

  • 風間嵐、『ステージ101について』、2021年、CD『ステージ101 GO! / ヤング101』(CSレコード DQCL 3611-15)
  • 土龍団+大池マリ、2001年、CD『ステージ101ベスト』(Ultra-vibe CDSOL-1043/44)

関連項目[編集]