サーバ (食品)

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サーバ
SABA, SAPA
サーバ SABA, SAPA
原産地
原産国  イタリア
エミリア=ロマーニャ
マルケ
サルデーニャ
詳細
範疇 デザート
識別 P.A.T.
 
サーバ

サーバイタリア語saba)または サーパsapa)は、イタリアロマーニャで食べられる、ブドウシロップ。同地方の農民の典型的な食べ物と考えられている。古代ローマ時代から知られている食品である。

サーバは作り立ての白ブドウか赤ブドウのムスト(皮や種を含んだ生搾りジュース)から作られるため、「モスト・コット」(煮ムスト)とも呼ばれる。6つほどの殻つきのクルミと共にムストを銅の大鍋に入れ、容器の底に張り付かないよう、ゆっくりとかき混ぜながら煮つめ、最初の3分の1ほどの量になったら完成である。

サーバは熟成したチーズと共に食べたり、サラダドレッシングとして用いたりするほか、アイスクリームや生クリームソースとしても、良く合う。リンゴセイヨウナシカリンジャムを詰めた「サバドーニイタリア語版」と呼ばれる甘いラビオリにかけて食べるのにも使われる。また、夏には水に入れるとおいしい清涼飲料になる。