コーンウォール (フリゲート)

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コーンウォール
ペルシャ湾にて
基本情報
運用者  イギリス海軍
愛称 アイスクリームフリゲート
モットー ワン・アンド・オール
艦歴
起工 1983年12月14日
進水 1984年10月14日
就役 1988年4月23日
退役 2011年6月30日
最期 スクラップ処分
現況 解体済み
要目
排水量 5,300t
長さ 148.1m
14.8m
吃水 6.4m
最大速力 30ノット
巡航速力 18ノット
搭載人員 250人
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コーンウォール (HMS Cornwall, F99) は、イギリス海軍22型フリゲート

艦歴[編集]

運用[編集]

ヤーロウシップビルダーズによって1983年12月14日に起工された。1985年10月にクライド川で進水し、1988年にファルマスで就役した[1]

1992年西インド諸島警備船として西インド諸島に配備され、バミューダトルトラベリーズバハマペンサコーラキーウェストキュラソーを訪問した後、ノーフォークボストンハリファックスを経由して帰還した。1994年シンガポールなど東アジア諸国を訪れた。その帰途に、1942年4月に旧日本軍の爆撃によって沈められたカウンティ級重巡洋艦で同名のコーンウォールの沈没現場に立ち寄って花輪を捧げた。

1996年ロシア海軍の300周年記念式典に出席した後、NATO大西洋常設海軍旗艦を務めた。 2001年、アフガニスタン侵攻にイギリス海軍任務部隊の一員として参加した。

2002年エリザベス2世女王のゴールデンジュビリーの祝典の一環として21発の祝砲を行った。

2003年には再び大西洋常備海軍に従事し、地中海でアクティブエンデバー作戦を支援した。

2007年3月23日、コーンウォールに乗船していた15人の水兵と海兵隊員が、係争中の領海の近くで密輸の疑いのある船舶を定期的に捜索した際、イスラム革命防衛隊の海軍部隊によって拘束された[2]

2011年2月、連合海事軍の一部としてアデン湾で活動している間、海賊に拿捕されていた漁船から5人のイエメンの漁師の救出と、17人のソマリアの海賊を捕縛した[3]

退役後[編集]

コーンウォールは2011年6月30日に退役し[1]、その船鐘は10月18日にトゥルーロ大聖堂に贈られた[4]

その後ポーツマスに牽引され、そこで姉妹船カンバーランドキャンベルタウンチャタムと共に処分を待っていた。2013年1月に売却され、7月にスウォンジードライドックに売却され[5]、解体された。

出典[編集]

  1. ^ a b HMS Cornwall F99” (英語). Helis.com. 2022年11月20日閲覧。
  2. ^ “UK sailors captured at gunpoint” (英語). (2007年3月23日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/6484279.stm 2022年11月20日閲覧。 
  3. ^ British Navy confirms rescue of pirated ship in Gulf of Aden” (英語). www.cnn.com. 2022年11月20日閲覧。
  4. ^ Ship's bell presented to Cathedral” (英語). Falmouth Packet. 2022年11月19日閲覧。
  5. ^ “Four Royal Navy frigates in Portsmouth Harbour for sale” (英語). BBC News. (2013年1月14日). https://www.bbc.com/news/uk-england-21009533 2022年11月19日閲覧。