コミュニケーション・アシスト・リアルタイム・トランスクライビング

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コミュニケーション・アシスト・リアルタイム・トランスクライビング(Communication Assist Realtime Transcribing)とは、1980年代米国で開発された、自然発話をリアルタイムで固定する技術である。

電子化されたステノタイプ(速記機械)とノートパソコンを接続して、機械速記法で入力すると、自動反訳(トランスクライビング)ソフトが英文に変換して、それを校閲訂正して出力するというシステムである。当初は「Computer Aided Realtime Transcribing System」と名づけられた。現在ではアカデミー賞の授与式やオリンピックの生中継、ニュース番組生放送時の際に、話された言葉を自動入力し、同時進行でキャプションを表示するために使用されている。

また福祉用途では、大学での講義ノートを同時進行で見せる方法としても用いられている。