コミックワールド

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コミックワールドコスプレイヤー、2013年10月

コミックワールド (Comic World) は、デリーター (旧SE) 株式会社が所有する同人誌即売会登録商標である。CWと略す。日本香港台湾韓国でコミックワールドが開かれているが、日本以外では主な業務を現地組織に委託している。

デリーターは、日本ではスクリーントーンのデリーター (deleter) ブランドでも知られる企業である。

各地のコミックワールド[編集]

日本[編集]

日本では地方都市が中心だったが、1990年代後半までは東京有明昭島)や大阪市札幌市仙台市福岡市など主要都市でも定期的に開催されていた。2000年以降は横浜市さいたま市京都市山梨県がほとんど。しかし急遽休止が決定し、2008年8月3日の「コミックワールドin横浜49」を最後に、それ以降予定されていたスケジュールは全てキャンセルとなった。東京開催では、声優の結城比呂三木眞一郎渡辺美佐のトークショーとサイン会も常時併催されていた。

香港[編集]

コミックワールド香港 (Comic World Hong Kong) はCWHKと略し、香港最大の同人誌即売会である。各例会はCWHK 27(2009年1月31日 - )のようにCWHKの後に数字をつけて表す。

1998年8月30日から始まり、原則として年2回。香港で最初のものではないが、数年で最大規模に成長した。コスプレ可。模型人形も盛んなのが特徴である。

主催はエスイーのほか、天格製作(TC Production)、香港美術用品專業中心。実質的な主催は天格製作で、同人サークルに由来する企業である。

会場は、CWHK 12まではCWHK 9を除き、旺角麦花臣室内場館。CWHK 9とCWHK 13(2002年)からは、九龍湾九龍湾国際展示中心である。

韓国[編集]

韓国のコミックワールドは、単にコミックワールド、あるいは「(○回)(都市名)コミックワールド」などという。韓国最大の同人誌即売会である。

1999年に始まる。ソウル釜山で開かれているが、以前は大邱でも開かれていた。2009年1 - 2月には、82回ソウルコミックワールドと、53回釜山コミックワールドが開かれる。

台湾[編集]

コミックワールド台湾 (Comic World Taiwan) は台北や高雄、台中など台湾北、中、南部の主要都市で各年2~3回開催されてます。台湾の女性向けの最大同人イベント、男性向けの台湾最大規模のイベントはfancy frontierです。

外部リンク[編集]