クリフハンガー (ゲーム)

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クリフハンガー』は、1983年にスターンエレクトロニクスからリリースされたアニメ『ルパン三世』を題材にしたレーザーディスクアーケードゲーム。ごく少数だが日本では1984年タイトーから発売された。LDゲームの目新しさがなくなった時期にリリースされている。

映像の大部分は『ルパン三世 カリオストロの城』からの映像流用で、一部が『ルパン三世 ルパンVS複製人間』に由来している。ゲームのストーリーは、「Cliff」(ルパン)が、悪役の「Draco」(カリオストロ伯爵。「Dreyco」あるいは「Dragoe」とも)と戦って、「Clarissa」(クラリス)を救う、概ね『カリオストロの城』に沿った内容である。

多くのLDゲームと同じく、ストーリーを追って行くうちにゲームによって指示される操作をするもので、タイミングよく特定のボタンを押すか、またはジョイスティックを動かすゲームである。操作を誤ると『ルパン三世 ルパンVS複製人間』冒頭の首つりシーンが出てライフがひとつ減り、ゼロになったらゲームオーバーである。なおこのゲームは指示が出るものの、矢印のマーカーが出ないため、難易度は非常に高かった。

稼動終了後は多くのキャビネットが壊されたり転用されたが、一部はコレクターの手によってキャビネットのままで現存している。