カルメットシティ (イリノイ州)

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カルメットシティ
Calumet City
愛称: 
カルシティ
クック郡内の位置
クック郡内の位置
座標:北緯41度36分51秒 西経87度32分47秒 / 北緯41.61417度 西経87.54639度 / 41.61417; -87.54639
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イリノイ州
クック郡
面積
 • 合計 7.32 mi2 (18.96 km2)
人口
(2020年)[2]
 • 合計 36,033人
ウェブサイト www.calumetcity.org

カルメットシティ(Calumet City)は、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡にある都市。

人口は3万6033人(2020年)。シカゴの南にあり、東はインディアナ州境に接している。カルメットはアメリカ先住民聖なるパイプを意味する。発音は「カリュメット」に近い。

歴史[編集]

1893年に「西ハモンド村」として法人化した。名称はインディアナ州ハモンドの西にあったことに由来している。1916年、インディアナ州は酒類の販売を禁止する法律を施行したため、西ハモンド村はインディアナ州民が飲酒目的で訪れる街になった。州境界に隣接してバー売春宿賭博場が建ち並ぶ歓楽街が形成された。これらの店の営業はシカゴギャングに大きな利益をもたらした。西ハモンド村は「シン・シティ」(罪の街)と呼ばれるようになった。村役場は歓楽街が村の名声を傷つけていることを問題視していた。1923年に市制施行し、市名を「カルメットシティ」に変更した[3]

1920年に連邦政府禁酒法を施行したため、ギャングの関心はカナダからの酒類密輸に移行した。そのため活動拠点を輸送に便利なシセロに移した。1925年、アル・カポネがギャングのボスになった。

1990年代、カルメットシティ当局は風俗店を一掃することに成功し、歓楽街は一般的な商店街になった。

人口動態[編集]

カルメットシティの人口は1970年以降横ばいであるが、白人の流出と黒人の流入が継続している。2020年アメリカ合衆国国勢調査によれば、市の人口の7割はアフリカ系アメリカ人である。

給水塔[編集]

カルメットシティには2基の給水塔があり、市のランドマークになっている。高い方は「ミスター・スマイリー」低い方は「ミセス・スマイリー」と呼ばれている。

スマイリー給水塔

脚注[編集]

  1. ^ 2020 U.S. Gazetteer Files”. United States Census Bureau. 2022年3月15日閲覧。
  2. ^ Quickfacts.census.gov”. 2024年4月8日閲覧。
  3. ^ Calumet City History”. 2024年4月8日閲覧。