カム・ソフトリー・トゥ・ミー

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やさしくしてね[1]
フリートウッズシングル
初出アルバム『Mr. Blue』
B面 I Care So Much
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ポップ
時間
レーベル ドルフィン・レコード
作詞・作曲 グレッチェン・クリストファー
バーバラ・エリス
ゲイリー・トロクセル
プロデュース フリートウッズ
ゴールドディスク
ゴールドディスク
チャート最高順位
フリートウッズ シングル 年表
カム・ソフトリー・トゥ・ミー
(1959年)
Graduation's Here
(1959年)
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カム・ソフトリー・トゥ・ミー」(原題: Come Softly to Me、発売当時の邦題は「やさしくしてね」)は、男一人、女二人から成るボーカル・グループ、フリートウッズ1959年に発表したデビュー曲。

概要[編集]

グレッチェン・クリストファー、バーバラ・エリス、ゲイリー・トロクセルのメンバー3人によって書かれた本作品はメンバーの家でアカペラで録音された。グループはそのテープをロサンゼルスに送り、そこで若干の楽器演奏がオーバーダビングされた。ボニー・ギターによるアコースティック・ギターもその際に加えられた。

オリジナル・タイトルは「Come Softly」だったが「Come Softly to Me」に変えて発売された。制作元のドルフィン・レコード[2]のボブ・ライズドーフがそのタイトルをきわどく感じたためである。なお「Come Softly to Me」というフレーズは歌詞に一度も出て来ない。

1959年2月16日、グループのデビュー・シングルとして発表された。B面は「I Care So Much」[3]。同年4月18日から5月9日にかけて4週連続でビルボード・Hot 100で1位を記録し、ゴールドディスクに輝いた。カナダでは1位、イギリスでは6位を記録した。

ボブ・ウェルチ(1979年、クリスティン・マクヴィーがバッキング・ボーカルを務めた)、チェット・アトキンス(1960年)、ジョニー・ティロットソン(1963年)[4]パーシー・スレッジ(1968年)、マーシー(1969年)、ボビー・ヴィントン(1972年)、フランキー・ヴォーンとケイ・シスターズ、ザ・ニュー・シーカーズ、ザ・ローチェス、ジェーン・オリヴァーらによるカバー・バージョンがある。

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ ドルフィン・レコードは1960年にドルトン・レコードに社名変更した。
  3. ^ Fleetwoods - Come Softly To Me (Vinyl) at Discogs
  4. ^ Johnny Tillotson - You Can Never Stop Me Loving You (Vinyl, LP, Album) at Discogs
先代
フランキー・アヴァロン
「ヴィーナス」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1959年4月18日 - 5月9日(4週)
次代
デイヴ・ベイビー・コルテス
「ハッピー・オルガン」