カウンターターン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

カウンターターン英語: Counter turn)とは、フィギュアスケートで行われる片足ターンの一種である。

技術[編集]

カウンターターンのダイアグラム(進行経路の図式)

カウンターターンはスリーターンブラケットとは異なり、ターンの前後でエッジの向きが変わらず、カーブの方向が逆になるため、軌道がS字を描いているように見える。また、ターン前の軌道の方向とターンの回転方向も逆である。(ロッカーターンは同じ方向である)

例えば、右図で言うと、左足のフォアアウトエッジで開始する場合、左側の緑色の弧から始まって、中央のくぼみでエッジはそのままに、時計回りにターンを行い、左足のバックアウトサイドエッジに乗り、右側の弧に乗り換える。

カウンターターンは全部で8通りある。

  • 足が右足か左足か (R or L)
  • 進行方向が前か後ろか (F or B)
  • 開始のエッジがインエッジかアウトエッジか (I or O)

2x2x2=8通り

試合においては、羽生結弦が3回転アクセルの入りに左足のバックアウトカウンターを用いていることが多い[1]

出典[編集]

参考文献[編集]

フィギュアスケート資料室