オ・ポリーニョ

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O Porriño

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自治体庁舎
 ガリシア州
 ポンテベドラ県
コマルカ ビーゴ
面積 61.2 km²
標高 29m
人口 18,898 人 (2015年)
人口密度 308.79 人/km²
住民呼称 porriñés/-esa
ガリシア語率 93.37% (2011年[1]
O Porriñoの位置(スペイン内)
O Porriño
O Porriño
スペイン内オ・ポリーニョの位置
O Porriñoの位置(ポンテベドラ県内)
O Porriño
O Porriño
ポンテベドラ県内オ・ポリーニョの位置

北緯42度09分 西経8度37分 / 北緯42.150度 西経8.617度 / 42.150; -8.617座標: 北緯42度09分 西経8度37分 / 北緯42.150度 西経8.617度 / 42.150; -8.617

オ・ポリーニョO Porriño)は、スペインガリシア州ポンテベドラ県ムニシピオ(基礎自治体)。コマルカ・デ・ビーゴに属する。また、歴史的にはモスとバル・ダ・ロウリーニャ(Val da Louriña)を構成してきた。 スペイン国立統計統計局によると、2004年の人口は16,527人、2010年の人口は17,977人、2015年の人口は18,898人。住民呼称はredondelán/-á。カスティーリャ語による表記は定冠詞のないPorriño。ガリシア語話者の自治体人口に占める割合は93.37%(2001年)。

地理[編集]

オ・ポリーニョはポンテベドラ県の南西部に位置し、コマルカ・デ・ビーゴに属する。北はモス、東はポンテアレーアス、東から南にかけてはサルセーダ・デ・カセーラス、南はトゥイ、西はゴンドマールビーゴの各自治体と隣接、自治体の中心地区はオ・ポリーニョ教区のオ・ポリーニョ地区[2]

人口[編集]

オ・ポリーニョの人口は8の教区の114の集落に分散している。

オ・ポリーニョの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[3]、1996年 - [4]

歴史[編集]

2016年9月9日午前9時30分[5]ビーゴポルト(ポルトガル)行の旅客列車がオ・ポリーニョ駅手前を走行中に脱線し[6][7]、橋脚と支柱に激突[8][9]。運転士、車掌[10]、63人の乗客注2人の計4人が死亡し、49人が負傷した[6][8]。7人は重傷を負っている[10]。9月25日のガリシア州議会選挙に向けて同日から選挙運動が行われていたが、事故の影響で9日の選挙運動は中止された[7]。同じガリシア州では2013年7月24日にサンティアゴ・デ・コンポステーラ列車脱線事故が起こっている。

経済[編集]

スペインを代表する花崗岩の産地であり、ロサ・ポリーニョと呼ばれるピンク色の石材を産出する[11]。日本では毎日新聞ビル[12](大阪市)、でんきの科学館[12](名古屋市)、銀座千疋屋[12](東京都中央区)、東京都庁(東京都新宿区)などの外壁にポリーニョ産花崗岩が使用されている。

政治[編集]

自治体庁舎

自治体首長はCxP(Ciudadanos por Porriño)のネルソン・サントス・アルヒバイ(Nelson Santos Argibay)。 自治体評議員はガリシア民族主義ブロック(BNG):5、ガリシア国民党(PPdeG):4、CxP:3、ガリシア社会党(PSdeG-PSOE):3、IP(Independientes de Porriño):2となっている(2007年選挙結果、得票順)。

2007年の選挙の結果、選出された首長はガリシア民族主義ブロックのラウル・フランセス・ロドリゲス(Raúl Francés Rodríguez)であったが、2010年1月にガリシア国民党とCxPによって、首長の不信任案が提出され、可決、2003年以来のガリシア民族主義ブロックとガリシア社会党によって擁立されていた当時の首長は解任され、現在に至る。

教区[編集]

オ・ポリーニョは8の教区に分けられる。太字は自治体中心地区のある教区[2]

  • アティオス(サンタ・エウラリア)
  • カンス(サント・エステーボ)
  • チェンロ(サン・ショアン)
  • モセンデ(サン・シュルショ)
  • ポンテージャス(サンティアゴ)
  • オ・ポリーニョ(サンタ・マリーア)
  • サン・サルバドール・デ・ブディーニョ(サン・サルバドール)
  • トルネイロス(サン・サルバドール)

脚注[編集]

  1. ^ Neira, Carlos (ガリシア語), Evolución no uso do galego por concellos, Praza Pública., http://praza.gal/recurso/1263/evolucion-no-uso-do-galego-por-concellos/ 
  2. ^ a b Dicionario Xeográfico Ilustrado de Galicia vol.20、p.190-192、Xeogal Publicacións、2009、ISBN 978-84-613-5836-6
  3. ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
  4. ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
  5. ^ 'Several' Dead As Train Derails In North Spain”. Sky News. 2016年9月9日閲覧。
  6. ^ a b Readhead, Harry. “‘Several’ dead and many more injured after train derails in Spain”. Metro. Associated Newspapers Ltd. 2016年9月9日閲覧。
  7. ^ a b ガリシア州オ・ポリーニョで脱線事故 今のところ3人が死亡”. Press Digital Japan. 2016年9月11日閲覧。
  8. ^ a b Deadly train crash in north-west Spain”. BBC News Online. 2016年9月9日閲覧。
  9. ^ スペインで列車脱線、少なくとも4人死亡”. AFP. 2016年9月11日閲覧。
  10. ^ a b At least 4 dead, dozens injured as train derails in northern Spain – authorities (PHOTOS, VIDEOS)”. Russia Today. 2016年9月9日閲覧。
  11. ^ スペインを代表する御影石であるロサポリーニョ”. MKM. 2016年9月11日閲覧。
  12. ^ a b c ローザ・ポリーニョ”. 関ヶ原石材. 2016年9月11日閲覧。

外部リンク[編集]