オサラバ坂に陽が昇る

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オサラバ坂に陽が昇る
ジャンル テレビドラマ
出演者 矢崎滋
イルカ
柴田恭兵
伊藤つかさ
ほか
オープニング 「小さな肩に雨が降る」谷村新司
製作
プロデューサー 柳井満
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1983年4月22日 - 8月12日
放送時間金曜日20:00 - 20:54
放送枠TBS金曜8時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数13
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オサラバ坂に陽が昇る』(オサラバざかにひがのぼる)は、1983年4月22日から同年8月12日まで、TBS系列で放送されたテレビドラマである。放送時間は、毎週金曜20:00 - 20:54(JST)。

内容[編集]

神奈川県相模湖町にある[1]教護院(現、児童自立支援施設)「愛誠学園」で働くことになった一人の男が様々な過去を持つ少年の更生に献身する姿を通して、人と人とのふれあいや生きることの意味を浮き彫りにする[2]。本放送終了以降の再放送、映像ソフト化はなされていない。

出演[編集]

  • 河西壮太:矢崎滋 
    35歳。圭子の反対を押し切って愛誠学園の職員になる。自分も元は孤児で非行歴があり、少年たちの心の痛みは理解できると言い、体を張って指導に当たる。
  • 河西圭子:イルカ
    32歳、壮太の妻。元看護婦。最初は反対していた壮太の愛誠学園職員だが、着任後は最大に協力している。愛誠の少年たちにも受け入れられるほどの温かい人柄。
  • 山科始:柴田恭兵
    31歳。愛誠学園事務職員・作業指導員。地元出身で、人一倍、仕事に賭ける情熱を持っている。彼も高校生時代はグレていた。少年たちに共感されて兄貴的な存在に。
  • 菊池まゆみ:伊藤つかさ
    15歳。継母に反発し、高校進学を断念して兄・裕を慕い、学園に近い相模湖駅前の食堂に勤める。性格は大人しいが芯は強い。兄の更生をひたすら願っている。
  • 菊池裕(ユタカ):斉藤康彦
    16歳。かつて少年鑑別所に収容されていたが、そこでも手に負えなくなったことから愛誠学園に回されて来た。学園の中でも一匹狼的な存在。妹のまゆみにも素直な愛情を表せずにいる。
  • 倉田信吉:原保美
    68歳、愛誠学園園長。壮太にとっての良き理解者で、助言を欠かさない。
  • 河西春代:高橋奈緒  
  • 河西冬太:多賀基史
  • 井上精造:小鹿番
  • 井上きん:市川夏江
  • 野崎ヒデ:今井和子
  • 野崎雄作:入江洋佑
(出典:[1]

主題歌[編集]

ドラマ挿入歌として、出演者のイルカ自身の作品も使用された。

  • 例:「僕のラストソング」「風にのせて」

スタッフ[編集]

サブタイトル[編集]

話数 放送日 サブタイトル 演出
1 1983年4月22日 教護院愛誠学園 前川英樹
2 4月29日 訴える心
3 5月6日 ひとりだち 大岡進
4 5月20日 教護院送致 和田旭
5 6月3日 いのち・前編 前川英樹
6 6月10日 いのち・後編
7 6月17日 父子坂 大岡進
8 7月1日 まゆみ様へ 吉田秋生
9 7月8日 ユタカの約束・前編 前川英樹
10 7月15日 ユタカの約束・後編
11 7月22日 前歴というレッテル 吉田秋生
12 8月5日 戦火の中の不良少年 大岡進
13 8月12日 強く生きてゆけ 前川英樹

脚注[編集]

  1. ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1983年4月22日号 p.56~「完全テレビシナリオ オサラバ坂に陽が昇る」
  2. ^ 「特集/春の新作ドラマのすべて」『映画情報』第48巻第5号、国際情報社、1983年5月1日、43頁、NDLJP:2343791/43 
TBS 金曜20:00枠
前番組 番組名 次番組
オサラバ坂に陽が昇る