エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル

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エマージェンザ・ミュージック・フェスティバル(Emergenza Music Festival)は、世界36か国で行われている世界最大級のインディーズ・アーティストのライブ・コンテストである。

概要[編集]

1992年以来ヨーロッパを中心として展開し、現在ではアメリカ、欧州、日本を含め世界36カ国150都市以上で開催されている。 2019年の実績では全世界から約4,000以上のバンドが参加した。スポンサーはマーシャルスタインバーグ、など。

国ごとで決定される最優秀バンドは、ドイツ、タウバタールで行われる国際決勝大会へ出場できる。 国際決勝大会で優勝すれば、欧州でのレコーディング又はツアーへの参加などの特典もある。 優勝以外にも、各部門賞などがある。

また、エマージェンザを経てメジャーデビューしたバンドも数多く、世界への登竜門的な音楽イベントとなっている。 オリジナル曲を演奏するバンドスタイルであれば、ジャンル・国籍・年齢・性別は不問で出演することが出来る。 各バンドの演奏持ち時間は転換込で30分となっている。 セミファイナル、ファイナルへ進出するバンドは、来場したお客様の審査によって選ばれる。

日本での主催会社は株式会社ウィンドゲート。共催会社は、有限会社ヘッドライン。

歴史[編集]

1991年 1つのアイデアからすべてが始まった。

1991年 音楽仲間で集まり、1つのアイデアを発展させた。

1992年 ローマで最初のエマージェンザ・フェスティバルが行われ、200人のお客さんだけだった。

     それが、5か月後には3,000人に増えていた。そうしてエマージェンザが誕生した。

1996年 パリのギブスクラブでイタリア以外では初のコンサートを開催した。

1997年 ロンドンアストリアで最初のエマージェンザのヨーロッパ決勝が行われ、2,500人以上が見に来た。

1998年 最も出演が難しいことで有名なクラブからエマージェンザが招待された。

2001年 パリからカナダモントリオールケベック州が最初の北米でのコンサートとなる。

2002年 北米5都市でエマージェンザはコンサートを開催。

2003年 700バンド以上が初のアメリカのシーズンで190以上のギグを行なう。

2004年 2,800人のミュージシャンが参加し、欧州・カナダで合わせて16,000人が参加した。

2005年 北米70都市でフェスティバルに参加。3,000のコンサートが行われ、世界中で9,000バンドが参加した。

2006年 エマージェンザはオーストラリアへ進出。シドニーメルボルンアデレードで行われた。

2006年 エマージェンザは日本へ進出。アジア圏の基盤として開催を実施した。

2008年 エマージェンザは東欧で進出。チェコスロヴァキアロシアと。オーストラリアでは西へと拡大。パースもその都市に。NZオークランドへも進出をした。

2019年 世界36か国150都市以上でエマージェンザが開催されている。

2022年 3年ぶりにエマージェンザが開催され、8月にタウバタール野外フェスで世界決勝が行われた。

過去の日本大会優勝バンド[編集]

2008年 The Novelestilo ドイツ大会4位

2009年 ぐるぐる  ドイツ大会6位

2010年 花ト散るらん ドイツ大会優勝

2011年 S.H.E    ドイツ大会4位

2012年 Avaivartika ドイツ大会4位

2013年 TarO&JirO ドイツ大会6位

2014年 The Asphere's ドイツ大会14位

2015年 ninja beats ドイツ大会優勝

2016年 スキッツォイドマン (大阪大会優勝) ドイツ大会7位

2016年 SweetSleep (東京大会優勝) ドイツ大会21位

2017年 SNARE COVER ドイツ大会4位 ベストシンガー賞

2018年 than ドイツ大会7位

2019年 ulma sound junction ドイツ大会3位 ベストギタリスト賞

2022年 パノラマとラボラトリー ドイツ大会2位タイ

2023年 TRAinnovation ドイツ大会優勝

過去の世界大会優勝バンド[編集]

2006年 THE SESSIONS カナダ・バンクーバー

2007年 FIRE FLIES アメリカ・ニューヨーク

2008年 GLORIA CYCLES イギリス・ブライトン

2009年 KID GALAHAD スウェーデン・ヨーテボリ

2010年 花ト散るらん 日本・東京

2011年 Nico & Vinz ノルウェー・オスロ

2012年 HURRICANE LOVE スゥエーデン

2013年 OBSOLETE RADIO フランス・パリ

2014年 THE SCHEEN ノルウェー・オスロ

2015年 ninja beats 日本・東京

2016年 Gain Eleven スウェーデン

2017年 THE AGENCY デンマーク

2018年 MELANCHOLIA イタリア

2019年 ARATA ノルウェー

2022年 Simen Steinklev ノルウェー

2023年 TRAinnovation 日本・大阪

開催期間[編集]

各年前年11月~4月 予選大会(東京・大阪)

4月~5月   準決勝大会(東京・大阪)

6月     地方決勝大会(大阪)

7月     日本決勝大会(東京)

8月     ドイツ・タウバタール野外フェスでの世界決勝大会

アーティスト参加方法[編集]

応募方法は、エマージェンザ・オフィシャルサイトより、

1.アーティスト情報の登録

2.アーティスト・ミーテイングを経て、ライブ・ブッキング

3.各予選会場のライブハウスで、お客様の挙手等による審査で、勝ち上がるアーティストが決定する。

4.その後、予選と同じ方式で準決勝ライブが行われ、決勝戦に進出するアーティストが決定する。

5.地方決勝の場合、お客様の挙手数をそのまま、日本決勝での挙手数とみなす。

6.日本決勝では、お客様の挙手で上位半数に残ったアーティストの中で、審査員の点数が最も高いアーティストが優勝するという

  2段階で審査が行われ、その年の日本代表アーティストが決定する。その他各賞の発表も行われる。

7.ドイツ・タウバタール・フェスで行われる世界決勝が行われ、世界一のインディーズ・アーティストが決定する。

外部リンク[編集]